毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

大雪の青森空港

イメージ 1 ▲激しい雪が降りしきる青森空港で出発準備中のFDA364便。

 昨1月3日、Uターンラッシュのピーク日に僕も青森から香港へ戻ってきました。

 しかし昨日は北海道、東北、北陸の日本海側を中心に暴風雪に襲われて、Uターン客の足が奪われたところもずいぶんあったようです。

 かくいう僕も、昨日はけっこう危なかったです。

 昨日は青森13:15発のJAL2806便で新千歳へ飛び、新千歳着が14:00。2時間の乗り継ぎで16:00発のCX581便で香港へというルートを組んでいたのですが、朝は日も差していた青森市内、お昼前から激しい雪へ急変し、12時半過ぎに青森空港に着いた頃には、時折強風が吹き付ける一寸先も見えないような猛烈な雪。これはさすがに離発着は無理なのでは……とあきらめてしまいそうな激しさです。

イメージ 2 ▲展望デッキも激しい雪でとても出ていられない。

 いちおう展望デッキにも出てみましたが、雪が激しすぎてとても長くは出ていられません。そのとき、大阪伊丹からのJAL2153便が到着したとのアナウンスがありましたが、展望デッキからはその姿はまったく見えません。こんな中を着陸したとは、さすがCATⅢ!ってことかしら。

 ブリッジには定刻12:40発の名古屋小牧行きフジドリームエアラインズFDA364便がいて出発準備中。名古屋小牧からのFDA363便が定刻12:10到着のところ12:38に到着したので、FDA364便も出発が遅れているようです。13時ちょうど頃、搭乗待合室へ進んでみると、FDA364便の搭乗はすべて終わっていましたが、FDAの最新機である6号機、パープルのJA-06FJにはたっぷりと雪が積もり続けています。これで飛べるの?

イメージ 3 ▲搭乗待合室から見えるFDA364便。搭乗は完了し、まもなく出発。

 やがてFDA364便はブリッジをはずし、ゆっくりとプッシュバックされたあと、滑走路へとタクシングして真っ白い雪の中へ消えていきました。

 しかし!あとで調べたら、昨日のFDA364便の出発時間は15:03だったとのこと。え?じゃああのとき雪の中へ消えたFDA364便は飛ばなかったの?雪が積もり過ぎて引き返してきた?

 いや、でもおかしいな。僕の乗ったJAL2806便は、伊丹から到着したJAL2153便がそのまま新千歳行きになるのですが、定刻13:15から少々遅れたとは言え、13:21にはドアクローズになり、13:36にRWY06から無事離陸しました。この間、FDA364便はどこにも見えなかったぞ?

イメージ 4 ▲ちょっとしか見えませんが、新千歳行きJAL2806便。

 いや、ちょっと待てよ。

 実は、JAL2806便は離陸したのはしたんですが、窓に雪がたっぷり付着してしまって、外がほとんど見えなかったので、正確にどっちのRWYから離陸したのか、自信がないんです。てっきりRWY24からだと思っていたのですが、RWYエンドに入るときの曲がり方や、離陸後のカーブの描き方などから、なんとなくRWY06から離陸したんじゃないかという気がするだけです。しかし、もしRWY06からだったとすると、RWY24側にはまだFDA264便がいて、立ち往生していたのかもしれません。

イメージ 5 ▲JAL2806便の機内から。窓に雪が降り積もって、ウイングレットの赤い色が少し見えるだけ。