福建炒飯&菜遠撈麺
▲「菜遠撈麺」。たっぷりのオイスターソースが食欲をそそります。
2012年12月22日、買い物しまくりの週末。
22日は香港で新居に引っ越して初めての週末。新居の中には家具・日用品類がほとんど何もないので、土曜日のこの日は朝から買い物三昧。気がつけば日が暮れていたので、そろそろ晩ごはんを食べることに。
入ったのは香港マカオフェリーターミナルの近くにある「新釗記」というお店。このお店は香港の至る所に分店があり、初めて行ったのは2009年2月、北角(ノースポイント)にある分店でした(そのときの記事はコチラ。)。このお店にはこれからますますお世話になりそうです。
▲香港にたくさんある麺、粥、ご飯物などなんでもありの「新釗記」。
▲「新釗記」は「Sun Chiu Kee」、日本語では「しんしょうき」と読みます。
まず飲み物。香港ならではのドリンクと言えば「鴛鴦茶」。「熱鴛鴦(イッインヨン)!」とオーダーすれば、分厚い瀬戸物のコーヒーカップにたっぷり入って出てきます。「鴛鴦」という名前のとおり、コーヒーと紅茶がおしどりのように仲むつまじく渾然一体と溶け合い、そこへたっぷりミルクが入ったこの飲み物、平たく言えばコーヒーと紅茶のハーフ&ハーフってところです。それにしてもこのカップの柄、エキセントリックです。使われている缶入りミルクのメーカーのトレードマークなんですが。
▲香港と言えば「鴛鴦茶」。分厚いカップに入って出てくるのがキマリ。
▲このカップの柄がたまらない。牛になった気分。
そして「菜遠撈麺」をオーダー。「撈麺」とは汁なし麺のことであることは、このブログをこまめに見てくださっているみなさまならもうおわかりでしょう(^^)。「菜遠」とはカラシナとかアブラナなどの青菜のことで、茹でたあと湯を切った麺を皿に盛り、青菜を載せてオイスターソースがたっぷりかかっていて、見るからにおいしそう。汁なしなので、麺がくっついたり喉詰まりしたときなどのほぐし用にスープがひと碗付いてくるのも撈麺のキマリです。さっそく、香港ならではの極細しゃきしゃき麺にオイスターソースをからめて、いただきます!
▲ワンタン麺もおいしいですが、汁なしの撈麺の喉詰まり感もたまらんのです。スープ付き。
▲香港ならではの極細ちぢれ麺をリフトアップ!
麺だけでは足りないような気がするので、「福建炒飯」も追加オーダー!言わずと知れたあんかけチャーハンですね。北京から一泊二日で家捜しにやってきたとき(11月22日;記事はコチラ)、中環(セントラル)にある「黄枝記」でも食べましたが、こちら「新釗記」の「福建炒飯」はさらに量が多く、具も豊富!
▲大好きな「福建炒飯」も追加でオーダー!
鶏肉、ハム、エビ、貝柱がゴロゴロと入り、野菜もニンジン、シイタケ、グリーンピースがちりばめられています。チャーハンそのものは卵が入っただけのシンプルなものですが、たっぷりの具が入ったあんをチャーハンに絡めると、チャーハンと言うよりは炊き込みごはん風になり、長粒米を使ったチャーハンなのでへんにべたべたせず、しかしあんが絡まって絶妙なしっとり感が出て、いくらでも食べてしまいそうなおいしさです。「新釗記」の福建炒飯は今回初めて食べましたが、やみつきになりそうです!
▲福建炒飯にズームアップ。チャーハンそのものはいたってシンプルな玉子チャーハン。
▲福建炒飯をスクープアップ!エビはプリプリです!