夏も「あじさぽ」(酷暑の夏休み帰省レポ・その43)
▲ひきあげ担当のDE10-1765のバックには猛暑の青空の下に青森ベイブリッジ。
2012年8月18日、ミソバタ。
青森駅5/6番線ホームを駅舎へ続く跨線橋の階段の上り口まで来ると、臨時寝台特急「日本海」の最後尾には、引き上げ用のディーゼル機関車が既に連結され、信号が変わるのを待っています。この日の機関車は「青」のプレートを差したDE10-1765。いちばんよく見かける機関車です。いつ見かけてもぴかぴかの塗装で新車みたいです。短い6両編成(+電源車1両)の臨時寝台特急「日本海」は、このDE10-1765に牽かれて青森車両センターまで行き、ひと休みとなるのですが、しかし上りの発車時刻は16:21。休める時間は4時間もないんですね。
▲青森駅ではおなじみの顔。
▲信号が変わるのを待つ運転士さん。運転台は暑いんだろうなあ。
▲DE10-1765と向き合うトレインマーク。
隣の6番線には701系電車が停車中。12:59発の蟹田行き普通列車333Mです。青い森鉄道の701系が全部モーリー塗装になってしまったそうなので、701系のオリジナルの姿が見られるのは奥羽線・津軽線方面行きの列車だけになってしまいました。
跨線橋に上って「日本海」を上から見下ろすと、写真ではあまりよくわかりませんが、往年の「日本海」から比べると、やはり「ちょっと短いなあ」という感じが否めません。でも今回ようやく臨時化後初めて「日本海」で帰省できてよかったです。
さて、時は午後1時、ランチタイムです。これだけ暑いと食欲も萎えてしまいますが、こういう時こそしっかり食べて夏バテを予防しなければなりません。
そこで向かったのは、「味の札幌大西」。こどもの頃から「あじさぽ」と呼び習わし、通い慣れたお店ですが、最近はなぜか看板メニュー「味噌カレー牛乳ラーメン」が全国的に有名となり、県外各地から食べに来る人も多くなってしまったお店。昨年8月に北東北インターハイが青森市内でも行われたときは、全国の高校生が集団で食べに来て、とんでもない行列になってましたっけ。
▲「あじさぽ」の定番中の定番、「味噌バターラーメン」。人は「ミソバタ」と呼ぶ。
こんな猛暑の日にこそ、熱いラーメンを食べるに限る。実は僕はミルク・クリーム系があまり好きではないので、味噌牛乳ラーメンや味噌カレー牛乳ラーメンを食べたことはなく、僕にとっての定番は、これまた多くの人が注文する「味噌バターラーメン」か「味噌カレーバターラーメン」。それぞれ「ミソバタ」とか「ミソカレバタ」と短くして呼びます。そして僕のこの日のチョイスは「ミソバタ」大盛りにメンマを追加してがっつりいきましょう。
▲中太で濃い黄色の麺と味噌スープの相性はバツグン。
こんな暑い日に熱いラーメンなんか誰も食べないだろうと思いきや、客足は途絶えません。日本人ってどうしてこんなにラーメンが好きなんだろう。
そして僕は、配膳されたミソバタ大盛りメンマ増しをひたすらに食べます。最初にすする一口目のスープのおいしさと言ったらたまりません。バターの固まりを底に沈め、濃い黄色の中太麺を黙々と食べます。スープもどんどん飲みます。ああウマイ。
後半、麺とスープがだいぶ減ってくると、デフォのトッピングであるチャーシュー、モヤシ、ワカメ、そして増量したメンマが渾然一体となって、スープを最後の一滴まで逃しません。何を書いてるのかわけがわからなくなってきましたが(笑)、青森に帰省したら、季節を問わずとにかく一度は行って食べたい店、それが「味の札幌大西」であることは間違いありません!
▲トッピングたちが渾然一体となって奏でるハーモニー(なんのこっちゃ)。