毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

さよなら北京

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162806.jpg ▲13:30発のキャセイパシフィック航空CX391便で北京を去ります。

 2012年12月5日、さよなら北京。

 2009年7月3日に北京へやってきてから、3年5ヶ月と2日め。北京を離れる日がやってきました。

 午前中、職場での挨拶回りと最後の手続を済ませ、自宅へいったん戻って最後の荷造りをし、北京空港へ向かいます。これから香港へ転勤です。当日の模様はコチラで速報済みですが、今日は改めてその日の移動をレポートします。

 お昼過ぎに北京を出発するフライトはほとんど利用したことがないので、この時間帯に搭乗待合室から見える飛行機もなんだかいつもとは違って見慣れない感じがします。

 E09番ゲートで出発を待っているのは、13:45発のモスクワ行き中国国際航空CX909便。レジB-2066を付けたB777-200です。CAも見納めかな~……って、香港にも毎日いっぱい飛んで来てるか。でも今までよりはお目にかからなくなるでしょう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162741.jpg ▲モスクワ行きCA909便。機材はB777-200。

 隣のE08番ゲートには、なんと中華航空(CI)のB330-300。北京空港でCI機を見るのは初めてです。すごく新鮮。11:10に台北から到着したCI511便の折り返しの12:25発台北行きCI512便ではないかと思われますが、だとすると、もうかれこれ13時ですから遅れが出ていることになります。CI511便の到着が遅れたのでしょうか。

 この日のB330-300はレジB-18315を付けています。二昔ぐらい前までは中国大陸と台湾との間に直行便が飛ぶようになるなんて夢にも思わなかったですが、今や中国大陸各都市から台北や高雄へぼんぼん直行便が飛んでいるのですから、本当に驚きです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162755.jpg台北行きCI512便。中台間に直行便が飛ぶなんて時代は変わった。

 そしてそのお隣、E09番ゲートに、僕がこれから乗る13:30発のCX319便が出発を待っています。予定の機材はB777でしたが、ゲートに行ってみてB747-400がスポットに入っているのを見てびっくり。以前から乗りたい乗りたいと思っていたCXのジャンボにいきなり乗れるではありませんか。それだけこの日は搭乗客がいっぱいということでしょうか。この日のCX319便の機材のレジはB-HKF。379席仕様です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162800.jpg ▲我がCX319便の待つE09番ゲートへ行くと、なんとそこにはジャンボジェットが。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162813.jpg ▲ジャンボのこの鼻先、やっぱりかっこええですよね(^^)。

 13:35にプッシュバック、13:43にタキシングで、14:12にRWY36Rから離陸したことは前回の記事にも書きました。離陸してすぐ左へと大きく旋回し南を目指します。僕の席はエコノミークラスの最前列30番のA席。前は壁です。機内はほぼ満席。今の時期にどうしてこんなに混んでいるのか、不思議です。北京~香港間は1日21便も飛んでいてほぼ30分~1時間に1便ありますが、その中でやはりCXの人気が高いということもあるでしょう。しかしそれにしてもジャンボを満席にしてしまうとは驚きです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162817.jpg ▲片方の主翼に2つエンジンが付いている姿はやはり頼もしい。

 日本ではジャンボジェットはほとんど淘汰されてしまい、今や風前の灯火状態なので、ジャンボに乗る機会が得られて、今回はとってもラッキー。窓の外には大きな主翼が見え、そこにエンジンが2つぶら下がっているのを見るにつけても、ジャンボの頼もしさ、力強さを感じます。

 というところで、機内食。ランチの時間です。チキン+ライスと何かのヌードルという選択肢があり、なんとなくチキン+ライスをチョイス。しかしこれはちょっと中国の国内線で出てくるホットミール(ぶっかけ飯風)とおんなじ感じだなあ…… 他にはスイカが二切れとキットカットのみ。これはCXの国際線にしてはちょっと寂しいんじゃないでしょうか?香港ドラゴン航空の北京~香港便のほうがもっといい機内食を出してるような気がしますが?

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162828.jpg機内食のランチ。ちょっと寂しいメニューです……(涙)。

 これではとても足りない、おなかがいっぱいにならない!ということで、秘密兵器の登場です。

 それは、さっきチェックインを済ませた直後に購入したバーガーキングのダブルワッパー(^^)。いつもはチェックインを済ませるとターミナル内にあるバーガーキングでイートインするのですが、この日は時間がなく、買うだけ買ってゲートまで持ち込んでしまっていたのです。

 ボリューミーなことで定評のあるバーガーキング、その中でもとりわけ重量感に富むダブルワッパーは、確かに大きく、手で持つとずしりとした質量を感じます。機内食のホットミール(チキン+ライス)の容器の上に載せると、その容器がほとんど隠れてしまうほど。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162835.jpg機内食の容器が隠れてしまうほどの大きさのダブルワッパー。

 包装紙を開けると、こんがりと焼き目がついて香ばしい匂いの立つ分厚いパテが2枚、その上には厚切りのトマトがどーんとはみ出し、その奥にはタマネギもたっぷりとはさまっています。

 香港にはバーガーキングはあるかなあ、北京空港のバーガーキングは何度となくお世話になったなあなどと物思いに耽りながら、ダブルワッパーにかぶりつきます。この食べ応え、やはりファストフード系ハンバーガー他社のものとは全然違います。パテに焼き目(焦げ目)と炭火焼きの匂いをしっかりと付けてあるのが、かぶりつくごとに更に食欲を誘います。機内で食べるダブルワッパーもオツなものだと感心しながら即完食しました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162839.jpg ▲飛行機の機内でバーガーキングを食べるのは初めて。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162843.jpg ▲ダブルワッパーにズームイン。この重量感と充実感、たまらんです。

 そうこうしているうちに、CX391便はジャンボらしい安定した飛行を続け、曇り空の香港へファイナルアプローチ。海が間近に迫り、やがて17:05にRWY07Lにタッチダウンし、17:12に25番ゲートにスポットイン。3年半近くお世話になった北京を離れ、次なる任地・香港へ到着しました。

 これからは、この香港チェクラプコク国際空港を拠点に、日本や中国大陸を行き来することになります。乗る機会が多くなるのはやっぱりCXかなあ。これからも、香港ネタを含めて、香港からいろんな情報を発信できればと思ってがんばりますので、引き続きご愛顧くださいますよう、みなさんよろしくお願いいたしまーす!ヽ(^。^)丿

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162745.jpg ▲ファイナルアプローチ。ぐんぐん高度を下げると海が迫ってきます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162751.jpg ▲そして25番ゲートにスポットイン。そろそろ夕方の香港は曇り空。