毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

万里の長城の西の端(予告編)

イメージ 1 ▲万里の長城の最も西にある関所「天下雄関」。

 香港への引越を控えて荷物整理でたいへんなことになっているというのに、11月30日から12月3日まで、北京を離れて、万里の長城の西の端を見に行ってきました。

 万里の長城の西の端は甘粛省の嘉峪関というところにあり、その楼閣は、東の端である山海関の楼閣「天下第一関」と対を成し、「天下雄関」と呼ばれています。

 土を塗りたくって作られ今は朽ち果てつつある城壁は、この楼閣から更に西へしばらく続き、やがてのろし台に突き当たり、その場所が城壁の西端部。高さ56mの直角の断崖絶壁の縁にあり、ここより先へ進むことはできません。一歩でも足を滑らそうものなら56m下を流れる討頼河へと真っ逆さまです。つまり万里の長城の本当の端っこということになります。そののろし台は「天下第一墩」と呼ばれています。

 この嘉峪関へは北京から列車で行きました。北京西駅発10:07のウルムチ行きT69次列車に乗って、嘉峪関まで1,983km、所要時間21時間15分の汽車旅です。帰りは嘉峪関から甘粛省の省都・蘭州まで、T9204次列車で770kmを7時間50分かけて走りました。

 久しぶりの中国での汽車旅を、いずれUPしていきたいと思いますので、ぜひこちらの記事も読んでいただければと願っております。ヨロシクお願いいたしまーすヽ(^。^)丿。

イメージ 2 ▲楼閣から更に続く城壁が尽きるところがここ。縁にのろし台址があり、その先は高さ56mの絶壁。