日豊本線南下(酷暑の夏休み帰省レポ・その32)
2012年8月17日、817系で鹿児島中央へ。
都城駅の4/5番線ホームの向こうの側線には、真っ赤な電車が停まっています。南国宮崎らしいカラーリングのこの電車は713系「サンシャイン」。たった8両しか製造されなかった713系電車、長らく長崎エリアで活躍していましたが、宮崎空港アクセス線開業に合わせて宮崎へと転属となり、現在は全車「サンシャイン」となって宮崎エリアで活躍中。何度か見かけたことはあるのですが乗ったことはなく、もしかしてこれから僕が乗る列車これかな?とちょっと期待したのですが、違いました(涙)。「サンシャイン」は何時発のどこ行きになるのかなあ。
やがて3番線に入線してきたのは、1番線にいた宮崎行きと同じ817系。うーん残念、やっぱり「サンシャイン」に乗りたかったな。あ、でも、「サンシャイン」は鹿児島方面へは行ってないのかも。
これから乗るのは06:07発の鹿児島中央行き普通列車6927M。日豊本線下りの一番列車です。近郊通勤電車ながらJR九州らしいウッディな内装で、木製ボードにブラックのクッションを貼り付けて背もたれにした転換式シートが並ぶ様子はやはり九州ならでは。
▲いかにもJR九州らしい817系電車の車内。
まばらな乗客を乗せて定刻に都城を発車した6927Mは、西都城、五十市、財部、北俣、大隅大河原とひと駅ひと駅停車しながら日豊本線を下っていきます。都城を出て最初の比較的大きな町・国分に到着したところで時間は7時となり、車内はぼちぼち混んできました。
隼人、加治木、錦江、帖佐、姶良と乗客はどんどん増え、6927Mはラッシュの通勤電車と化しました。車内はぎゅうぎゅう状態に近くなっています。帖佐を出たあたりから線路は海岸に近づき、左手には桜島が見えてきます。だから僕は左側の窓際席を陣取っていたのですが、真夏の鹿児島の日差しは厳しく、眩しすぎて暑くて桜島もろくに見えたもんじゃない(^^ゞ。
▲朝の強烈な日差しでほとんど逆光状態ですが見えました桜島。
07:39、鹿児島駅到着。ここで大半の乗客がどっと降りて、車内は閑散としてしまいます。鹿児島駅からは路面電車も出てるし、市の中心部へ出勤するには鹿児島中央駅まで行って戻るより鹿児島駅で降りて行くほうが便がいいのでしょう。
▲終点鹿児島中央駅3番線に到着した6927M。
指宿枕崎線の列車はほとんどが鹿児島中央発ですが、一日3本だけ鹿児島始発の列車があります。朝7時台の山川行き、17時台の山川行き、そして20時台の喜入行きです。指宿枕崎線を走ってきて鹿児島中央到着後更にひと駅鹿児島まで入る列車も2本あります。いずれも鹿児島~鹿児島中央間の通勤通学輸送増強に組み込まれているのですね。