吉都線完乗(酷暑の夏休み帰省レポ・その29)
▲夏空の下の吉松駅で肩を並べる隼人行き4233Dと隼人行き4235D。
2012年8月16日、みやこんじょへ。
跨線橋の上からは、3本の列車がホームに入っているのが見えます。駅舎にいちばん近い1番線が、今度僕が乗る15:58発吉都線都城行き普通列車2932D。2番線は僕が嘉例川から乗ってきた隼人からの4228Dで、15:45発の隼人行き4233Dとして引き返していきます。3番線にはキハ40-8038の車番を付けた単行気動車が入っていて、「隼人-吉松」のサボが差してあるので、おそらく16:35発の隼人行き4235Dでしょう。
▲昔ながらの白地に黒のモノクロ駅名標。
吉松を出ると次の駅は、JALファンが泣いて喜びそうな「鶴丸」(^^)。その後えびの市を抜けて、37分で小林駅に到着。小林市の中心駅で、吉都線の吉松、都城以外では唯一の有人駅だそうで、JTB時刻表でも小林駅だけ発着両方の時刻が掲載されていますが、この駅で長く停車する列車も、この駅を始発・終着にする列車もありません。
▲16:35、小林駅到着。
小林駅を出ると次が広原、その次が高原です。普通の感覚だと「広原」は「ひろはら」、「高原」は「はかはら」と読みそうですが、正しくはそれぞれ「ひろわら」、「たかはる」です。特に「原」を「はる」と読むのは九州地方ならではですね。
▲高原駅で2933Dと交換。
そして我が2932Dは、17:24に終点都城に到着しました。日豊本線の列車も行き交う都城駅は3面5線で、駅舎からいちばん遠い4/5番線ホームは吉都線の列車しか発着しないのでしょう、駅名標の隣駅は吉都線の隣駅日向庄内しか記してありません。
都城駅の構内は妙にだだっ広い印象を与えます。かつては貨物駅としてもにぎわっていましたが、1986年に貨物取扱が廃止され、都城オフレールステーションとしてコンテナ貨物をトラック便で扱うだけになりましたが、それ以降線路が撤去されるなどして、がらーんとした印象を与えるようになったのでしょうか。
▲終点都城駅に到着した2932D。