キハ47-8057+キハ47-9075(酷暑の夏休み帰省レポ・その27)
鹿児島空港から嘉例川駅に来てからかれこれ1時間が経ちましたが、これまでのレポートでおわかりのとおり、鹿児島空港から当初計画したバスより早いバスでやってきたのは、特急「はやとの風4号」と2929Dを見るためでして、それ以外の目的は特にナシ(^^)。その2本の列車を無事脳裏に焼き付けることができたので、僕もそろそろ嘉例川駅を離れます。
▲ボックスシートが並ぶ4228Dの車内はガラ空き。
この日の4228Dはキハ47-8057とキハ47-9075の2両編成。前方のキハ47-8057のほうはワンマン運転でドアが開くこともありそこそこ席は埋まっていましたが、後方のキハ47-9057のほうはガラ空き。ボックスシートを独り占めして、各駅停車の旅をのんびり楽しめます。冷房を後付けしたと見え、冷房設備の出っ張りのせいで網棚はほとんど物を載せるスペースがなくなっているところもありますが、冷房が効いていて実にありがたい。冷房が効いているので窓を開放できないのは残念ですが、この酷暑では冷房が優先です(^^)。
▲真夏の日差しを車内に受けてのんびり走る4228D。
15:16、大隅横川駅到着。ここで4分停車し、15:20に6023D特急「はやとの風3号」が到着するのを待って入れ違いで発車します。到着した「はやとの風3号」は大隅横川駅で5分停車するので、家族連れが大勢降りてホームで深呼吸。特急「はやとの風」は本当に人気列車ですね。
大隅横川を出ると次は栗野。時刻表を見ると、大隅横川から栗野までの所要時間は10分、栗野から次の吉松までも10分を要しているのがわかりますが、この3駅は駅間距離が長く、大隅横川~栗野が6.5km、栗野~吉松が7.5kmあります。
栗野を発車すると、清らかな水の流れる川をいくつか渡りながら、真夏のみずみずしい風景を車窓に、終点吉松まであともうひと駅です。
▲山野線の終点駅・栗野を出ると小川を渡りながら終点吉松を目指します。
そして15:40、4228Dは終点吉松に到着しました。吉松は肥薩線と吉都線とのジャンクション駅で、2面4線のホームがあります。4228Dは2番線に到着し、全部のドアを開け放って乗客を降ろします。ホームはもちろんまだ猛暑。でもここは鹿児島なんだから夏が暑いのはあたりまえ!と自分に言い聞かせてガマンします(^^ゞ。
▲終点吉松に到着した4228D。隼人からの所要時間は66分。
▲手差しの行き先表示サボ。
吉松駅に降りるのは7年ぶり。前回2007年11月は、嘉例川から4226Dに乗って11:38に吉松に着き、11:42発の1254D「しんぺい2号」に乗り換えたので、吉松駅の印象はほとんどありません。今回は少し時間の余裕があるので、吉松駅探訪でもしましょうか。
その前にまず吉松駅の駅名標と乗って来た4228Dとを絡めて1枚写真を撮っておこう。この時間帯、吉松駅を発着する観光特急「はやとの風」も観光列車「いさぶろう・しんぺい」の姿もなく、4228Dを降りた乗客が跨線橋へと消えてしまうと、ホームはひっそりとしてしまいました。