鹿児島行きJAC3686便（酷暑の夏休み帰省レポ・その21）

▲これから乗るのは松山発鹿児島行きJAC3686便。プロペラ機です。

　2012年8月16日、祝！労研饅頭創業80周年。

　松山空港の展望デッキから下りてくると、吹き抜けになった保安検査場入口エリアが見下ろせます。松山と各地を結ぶ路線は多く、毎時2、3便が出発します。しかし11時半頃のこの時間帯はターミナル内はかなり人が多く混雑しているのですが、保安検査場への列はなく空いています。今はみんなランチを食べたり、おみやげを選んだりに忙しい時間帯なのでしょうか。

▲保安検査場を見下ろすと、行列はなく、今は空いているみたい。

　保安検査場入口のある2階からは、更に1階チェックインロビーが見下ろせます。ガラス張りで吹き抜けの高い天井からは「えひめ南予いやし博2012」と書かれた大きな垂れ幕が下がっています。この「いやし博」、4月22日から11月4日まで、宇和島圏域（宇和島市、松野町、鬼北町、愛南町）で、「うみ・かわ・もり・ひと、楽園めぐり」をテーマに開かれている観光振興イベントなんだそうです。
　垂れ幕の下には、瀬戸内海沿岸地方に広く伝わる神社の祭礼に登場する山車の一種「太鼓台」が展示してあります。「太鼓台」には担ぐもの（舁き山）と車輪が付いていてそれを引っぱる曳き山とがあるそうですが、南予地方は担ぐタイプ。「太鼓台」というからにはどこかに太鼓が載っているかもしれないですが、わかりません。

▲南予の「いやし博」開催中ということで南予の伝統行事「太鼓台」が展示中。

　いやーそれにしてもターミナルビル2階のお土産屋さんが並ぶエリアは多くの人たちで混雑中。Uターンラッシュでみなさんお土産購入に余念がありません。僕も何かないかと思ってぶらぶら見て歩いていると、あ、あった！！なんと、「労研饅頭」がありましたっ！！

　松山銘菓と言えば普通は「一六タルト」なんかが挙がるんですが、いやいやいや、それは違います。松山銘菓と言えば、何をさておいても、「たけうち」の「労研饅頭」に決まってるんです！このブログでも何度か登場している「労研饅頭」、そうですか、空港でも売ってますか。いやー、うれしいなあ。市内の店舗とは違って1個ずつ包装されているのはさすが空港の売店ですが、種類は全部揃っているようです。更になんと、全14種類が入り、創業当時の復刻ロゴ箱に詰められた「創業80周年記念セット」まで売ってる！あー、ほしい！このあと他のところに寄らずにまっすぐ帰るんだったら絶対買うところなんですが、今回はちょっとムリ。あー残念。復刻ロゴ、いいなあ。「主食代用」だって。歴史を感じさせるぜ！

▲松山銘菓と言えば何をさておいても「労研饅頭」。それを松山空港で発見！

▲創業当時の復刻ロゴ箱入り創業80周年記念セット。ほしいっ！！

　などとうだうだしてたら、乗り遅れそうになってしまいました(^^ゞ。
　
　保安検査場入口に並んでいたら「鹿児島行きのお客様、いらっしゃいませんか～」と最終コール。あ、いますいます、ここにいます、ちょっと待ってぇぇ……と大急ぎでセキュリティチェックを抜けて搭乗ゲートへ。プロペラ機なので、いったん外に出て、徒歩で沖止めの飛行機まで行かなければなりません。ゲートまで走った上に灼熱の太陽にさらされて、汗がどっと噴き出ます。雲は多めですが、地面からの照り返しもきつくて、まさに酷暑。12:35発の羽田行きANA590便のB777-200を眺めながらエプロンを歩き、なんとか間に合って搭乗です。すみません、お待たせしました！

▲乗るのは沖止めのプロペラ機なので、酷暑の中を徒歩で行きます。

▲さっき展望デッキから見た羽田行きANA590便を真横に見ながら。