毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

シベリア鉄道に新型車両

イメージ 1 ▲北京~モスクワ間国際列車への新型車両導入を伝える「北京青年報」の記事。

 9月10日付「北京青年報」に、北京とモスクワを結ぶシベリア鉄道の国際列車に16年ぶりに新型車両が導入されるという記事が載っていたので、今日はそれをご紹介。

 スキャナのサイズの関係で上の記事の画像が切れ切れになってて申し訳ないですが、見出しは「北京~モスクワ国際列車、16年ぶりにグレードアップ」となっています。

 北京~モスクワ間を走る列車には、黒龍江省の満洲里経由のルートを走るものとモンゴル・ウランバートルを経由するものの二通りがありますが、今回新型車両が導入されるのは、ウランバートル経由で走るK3/K4次列車の中国所有の編成。走行距離7,858km、所要132時間の行程です。

 今回「南車青島四方機車車両(株)」で製造されたのは、「高級軟臥車(日本で言えば「カシオペア」の「カシオペアスイート」みたいなデラックスA寝台)」、「軟臥車(定員4人のコンパートメント)」、「硬臥車(定員4人の半開放B寝台)」、「身体障害者用個室寝台車」、「荷物車」、「電源車」、「食堂車」の合計43両。

 最大の特徴は、手すり付きトイレが隣接し介護人と一緒に快適に過ごせる身体障害者専用個室の車両が初めて登場したことと、外気温マイナス50℃でも車内温度を18℃以上に保てる暖房設備、だそうです。

 今月末から10月にかけて国境を跨いだ試運転を行うこととなっており、それが終われば正式運用が開始されるとか。どなたかさっそく試しに乗ってみませんか?ヽ(^。^)丿

 (上の新聞記事の写真は、左上:新型車両の外観、右上:軟臥車、左下:身体障害者用個室、右下:完全電化された食堂車内の厨房、です。)