毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

ふるさとの訛なつかし(酷暑の夏休み帰省レポ・その3)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818163640.jpg ▲快適・快速の新型スカイライナー、愛用してます。

 2012年8月11日、都心へ。

 ANAで成田のA滑走路に着陸するとターミナルも近いのでうれしい。降機後さくさくと入国審査を抜け、託送荷物をピックアップし、スーツケースを宅配便で自宅へ発送して、地下のJR・京成の駅へたどり着いてみると、時間は13時半を回ったところ。

 もともとは、成田空港13:59発の「スカイライナー22号」に乗れることを想定して成田到着後の計画を練っていたのですが、その計画では都心に入ってからの乗り継ぎがかなりタイトで、日暮里ではダッシュだななどと心配してました。しかし、今なら13:39発の「スカイライナー20号」にぎりぎり間に合う!ラッキー!これで20分浮いた。急いでスカイライナー券を買って駆け込み!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818163644.jpg成田空港駅は慣れない外国人客も多いので列がなかなか進まないけどなんとかゲット!

 「スカイライナー20号」6号車10番D席に腰を落ち着けてほっとひと息。これに乗れてよかったー。

 新型スカイライナーが成田スカイアクセス線経由で走るようになってから、上野、大宮方面への移動が圧倒的に多い僕はもうもっぱらこれを利用してます。N'EXには全然乗らなくなりました。
 山本寛斎さんデザインのこの車両は2010年にグッドデザイン賞、2011年にブルーリボン賞を連続受賞。間接照明と高いドーム型天井で車内は落ち着ける空間が確保されていて乗り心地が良く、しかも40分で日暮里へ出られるので利便性もバツグン!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818163648.jpg ▲新型スカイライナーの明るいドーム天井は乗り心地の向上に大きく貢献。

 「スカイライナー20号」は14:19に日暮里到着。急いで改札を出て、JRの指定券発券機で「えきねっと」予約をしていた指定券を続々発券。そしてまた急いでJR駅の改札の中に入ると、ちょうど14:27発の成田発上野行き1352Hが入ってきたので飛び乗ります。なんだか久しぶりの常磐線快速です。たった3分の乗車で終点上野駅11番線に着いて降りたときには、車両の表示はもう「成田」に変わっていました。14:42発の成田行き1453Hとして折り返すのです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818163655.jpg ▲久しぶりに常磐線快速に乗って上野駅11番線に到着。

 11番線から階段を下りて中央改札口前のホールに出ます。「上野駅に来た!」って感じがします。中央改札口前のホールは、「知・情・意」の「三相」を表す朝倉文夫氏の作「三相の像」が目印。朝倉文夫と言えば、去年11月に大分で見た瀧廉太郎の像を作ったのも彼でしたな。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818163706.jpg上野駅中央改札口前ホールの目印は「三相の像」。

 このホールは、櫛形になった上野駅地上ホーム(13~17番線)につづく、僕にとっては最もなじみの空間です。新宿湘南ラインができても、東北新幹線の終点が東京駅になっても、東京縦貫線が将来できても、東北人にとっては今でもやっぱり東京の玄関口は上野駅だなあ。14/15番線ホーム先端には石川啄木の「ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにいく」の歌碑。上野駅に来ると、なんかほっとする。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818163700.jpg ▲この歌碑を眺めながら夜行列車に乗って青森へ帰ったことは数知れず。