毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

端午節は台風4号とともに(その9;はらいっぱい)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819021238.jpg ▲鶏の唐揚げ彩り野菜を添えて。

 2012年6月21日、東出雲町王祿酒蔵。

 引き続き、「天地旬鮮 八吉」秋葉原中央口店で酒を飲んどります(^^)。

 つづいてのお料理は「鶏の唐揚げ彩り野菜を添えて」。単純に鶏の唐揚げが食べたかったのでオーダーしたのですが、サラダ菜やシシトウ、パプリカなどの色鮮やかな野菜もたっぷりなおしゃれな一品でした。ソースがまた洋風で、きざみトマトをベースにしたあっさりした酸味のソース。唐揚げというより素揚げに近く、このソースをつけて食べるといつもの唐揚げとは違った新鮮な味わいになってgood。

 あ、ノドグロのほかにもう一つ「八吉」名物があったんでした。それは「子持ち昆布」。子持ち昆布大好き人間としては食べないわけにはいかない。しかしうっかり写真を撮り忘れてしまし、気がついたときには残り3個でした……「子持ち昆布の串揚げ」が名物らしいんですが、今回は食べませんでした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819021300.jpg ▲写真を撮り忘れたまま食べ進んだ子持ち昆布。全部なくなる前に気づいてよかった。

 つづいて「京芋と豆富の揚げ出し」。薄色の澄んだだし汁に揚げ出し豆腐と揚げ出し京芋、それに素揚げのシシトウ、たっぷりのかつおぶし。北京には星の数ほど(そんなにはないか)和食屋があれども、何が違うんでしょうかねえ、やっぱり「だし」がうまくとれてないんですよね。だから日本に帰ってくると、だしのきいたものが食べたくなるし、食べると「あ、やっぱりここは日本だ」って思います。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819021242.jpg ▲「京芋と豆富の揚げ出し」。

 ここで宮城石巻の銘酒「日高見」から酒を変えましょう(写真はないですが)。せっかく島根浜田港から食材が直送されているということなので、島根の酒をいってみましょう。

 島根の日本酒はほとんど飲んだことのないワタシ。せいぜい「國暉」ぐらいかなあ。「李白」は聞いたことはあるけれど飲んだことはない。このお店で扱っている島根の日本酒は東出雲町王祿酒蔵の「王祿」。敬意を表しておいしくいただきます(^^)。

 酒が変わったら肴も変えて、サバ大好き人間としてはシメサバははずせない。いただきます!(^^)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819021247.jpg ▲島根の銘酒「王祿」のアテにはシメサバ。

 うむ、まだまだ食べられそうだ(笑)。

 次なる肴は「手羽先の山椒串焼き(黒七味)」。これは実に香ばしくスパイシーで、お酒の進む一品。あー、でもこれは日本酒よりビールのほうが合うな~。ビールももらっちゃおかな(笑)。

 もう一品は「いかの薩摩揚げ」。僕は薩摩揚げとか練り物系が大好きなんです。愛媛のじゃこ天、宮崎の飫肥天、長崎の揚げかまぼこなどなど。なので酒を飲むにも練り物は欠かせません。最近青森の弘前では「いがめんち」というイカのすり身(つまりメンチ)で作った揚げ物がB級グルメとして脚光を浴び始めてますが、この「いかの薩摩揚げ」はそれに似てる。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819021252.jpg ▲「手羽先の山椒串焼き(黒七味)」。アツアツでスパイシーでウマイ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819021256.jpg ▲歯ごたえ十分の「いかの薩摩揚げ」。弘前の「いがめんち」もヨロシク。

 ノドグロやら、近目金時、マナガツオ、カガミダイなどの珍しくて新鮮な魚の数々や、どれもおいしく手の込んだ料理の数々がどんどん出てくるこのお店なんですが、値段が非常にリーズナブル。どんな料理も概ね一品500円台から800円台の間なんですね。このへんの価格設定も人気の秘密なんでしょう。

 ただ、こうした新鮮な魚を東京都心で食べられるというのは実に大きな魅力なんですが、やっぱりですね、例えば刺身の切り身がすごく薄い。青森にいる身からすると、ちょっと貧弱。もっと分厚く切って出してくれよと思っちゃう。でも、そしたら値段も跳ね上がる。このへんは難しいところだけれど、東京都心で新鮮な魚をリーズナブルな値段で気軽に味わうことができるということで、たいへんけっこうなお店でした。

 お店の入口は魚屋さんみたいになっていて、びっしり敷き詰められた氷の上に、島根浜田港などから直送した新鮮な海産物がずらりと並んでいて、直接間近に見ることができます。僕らが引き上げるときにはもうノドグロさんしかしませんでしたが(笑)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819021304.jpg ▲お店の入口には新鮮な海産物が並べられてます。帰りにはノドグロさんだけでしたが……