端午節は台風4号とともに(その4;「李錦記」と言えば。)
▲羽田行きCX548便の機内。Yクラスは3×3×3の9列アブレストでシェルシートが並ぶ。
2012年6月20日、迂回したかも。
羽田行きCX548便に乗り込んでみると、搭乗前の予想どおり乗客は多くなく、というか非常に少なく、僕の59K席周辺は空席ばかり。CXのB777-300のエコノミークラスは3×3×3の9列アブレストですが、僕の隣もその隣も空席のままで、これで羽田までゆったりと過ごすことができます。エコノミークラスのシートはシェルシートで、リクライニングしても背もたれ自体は動かず、後ろの人に気を遣う必要がありません。また、背もたれクッションの腰のあたりがくびれていて、より体にフィットする形状になっていたり、シートベルトが太いクッションのようになって安全性が高まっていたりという特徴があります。もちろん全席シートテレビ装備です。
▲エコノミークラスも全席シートテレビ装備で退屈知らず。
搭乗はあっけなく済んでドアクローズとなり、08:52、RWY25Lからテイクオフ。香港から羽田まで2,903km、飛行時間は約3時間半といったところでしょうか。
4月、5月と香港発のナイトフライトでしたので、明るい時間帯に香港を飛び立つのはなんだか新鮮。棒の記憶では香港島南岸の真上を東へと飛ぶはずなので、窓からレパルスベイやスタンレーが見えないかなーと(なぜかと言うとコチラ)目をこらしてみたけれど、残念ながら見えず。真上過ぎるからかな?
▲RWY25Lを離陸したCX548便は順調に高度を上げております。
さて、機内サービスが始まりました。まずはドリンク。朝なのでアルコールはやめておいて、無難にオレンジジュース。読書しながら冷たいオレンジジュースをいただきます。前日は北京からのフライトが遅れて、搭乗してから飛ぶまで2時間40分も待たされたので、ついつい読書が進んでしまった(笑)。飛行機でも列車でも、外が暗いと気が散らずに読書に集中できるんです。
▲まずは読書しながらドリンクをいただきます。
メニューは配られず、ライスかヌードルかというチョイスだったので、ヌードルをいただきます。機内食はメインのホットミールにフルーツ(スイカ)、温められたクロワッサン(バター、イチゴジャム付き)、そしてヨーグルト。食事のときはワインを飲んじゃおう。まだ午前中だからさっぱりと白ワインを。でもおかわりはガマンしよう(笑)。
▲CX548便エコノミークラスの機内食。ヌードルをチョイス。
さてこのヌードル、とても細くてしこしこしてて、いかにも香港によくある麺。ちょっとちぢれ具合は足りないけど、僕が香港でよく食べる「雲呑麺」や「撈麺(汁なし麺)」にも似ていて、ちょっとうれしい。ソース焼きそば仕立てになっていて、芥蘭(ガイラン)という緑野菜にチキンがごろごろと入ってます。
更にうれしいのは、この麺にかけるソースが付いていて、それが「李錦記」ブランドのものだったこと。「李錦記(LEE KUM KEE)」と言えば香港を代表する調味料メーカー。「李錦記の海鮮XO醤」と言えば広東料理を食べるのに欠かせない薬味。その「李錦記」の「桂林風味辣椒醤」というピリ辛味噌の小袋が、この麺に付いていたんです。そのまま食べても味はしっかりしているので、この「辣椒醤」をかけてしまうと味が濃すぎだと感じる方もいらっしゃるでしょうが、僕はもうべっとりこってりと付けて、おいしくいただきました。さすがCX、また食べたくなるヌードルだぜぇ(^^)。
▲「李錦記」の「桂林風味辣椒醤」というピリ辛味噌の小袋付き。使用後の写真でゴメン。
▲香港のこの細麺、大のお気に入り。いざリフトアップ!
飛行機は順調に雲上飛行を続けています。眼下には一面に雲が広がっているので地上の景色はまったく望めませんが、エコノミークラスでも全席にシートテレビがあるので、フライトマップで現在の飛行位置を知ることができます。
そのフライトマップを見ると、おや?いつもと飛行ルートがちょっと違うようです。香港-日本線は台北市の上空を通過するので、晴れていれば台北市内や台北から南へのびる海岸線などがよく見えるんですが、フライトマップによると、台湾本島上空にはかからずに、台湾海峡を北へ飛んで、それから東へ向かっているようです。これはこのあたりに停滞している台風5号を迂回するルートを飛んでいるということでしょうか。
そのフライトマップを見ると、おや?いつもと飛行ルートがちょっと違うようです。香港-日本線は台北市の上空を通過するので、晴れていれば台北市内や台北から南へのびる海岸線などがよく見えるんですが、フライトマップによると、台湾本島上空にはかからずに、台湾海峡を北へ飛んで、それから東へ向かっているようです。これはこのあたりに停滞している台風5号を迂回するルートを飛んでいるということでしょうか。
▲シートテレビのフライトマップ。台湾上空にかからないよう迂回したみたい。