端午節は台風4号とともに(その2;敵は北京にあり)
▲香港でいちばんオーソドックスなビールは「サンミゲル」。
2012年6月19、20日、日付を跨いで。
北京20:30発の香港行き最終便香港ドラゴン航空KA975便に乗っております。
20:46、機内サービスが始まり、まずはドリンクとおつまみがサーブされます。もちろんまずはビールから。香港のビールと言えばサンミゲル。もともとフィリピンのビールですが、もうずいぶん昔から香港を代表するビールになってます。そして香港のサンミゲルがライセンス生産しているカールスバーグとハイネケンも香港でよく飲まれるビール。しかしここはやはりサンミゲルでしょう。
▲機内食がサーブされまして、今回は大董烤鴨店フィーチャリングメニューをチョイス。
この日の機内食は、まず前菜に「Beef Pastrami with Orzo Pasta and Pineapple Salad」。パストラミとオルゾーパスタ、パイナップルのサラダですね。メインは北京大董烤鴨店のフィーチャリングによる「董式宮保鶏配白飯」と「Smoked Pork Loin with Parsly Gravy Potato with Onion and Green Beans」からのチョイスで、僕は今回は「董式宮保鶏配白飯」。日本の中国料理店にも「鶏肉のカシューナッツ炒め」という名前でよく見かけるメニューです。そしてパンはちゃんと温められたのが別に配られるのもうれしいです。
周囲にほとんど他の乗客がいないので、気兼ねなくゆっくりまったり食事を楽しむことができます。ワインもフルボトルからグラスに注いでくれるので、おかわりがしやすくてたいへんけっこう(^^)。おっと、まだ飲み終わってないんですが、香港ドラゴン航空と言えばデザートはハーゲンダッツのアイスクリーム、そのストロベリー味が配られました。まだガチガチに凍っているのであせってフタを開けることはない。まだまだゆっくり飲みましょう~~ヽ(^。^)丿。
さて、お腹もくちくなってふと窓の外を見ると…… あれ、れ、レ?のレ??
あの明かりはもしや第3ターミナル…… まだ飛んでないやん!!!
▲ふと窓の外を見ると、北京空港第3ターミナルが見える。てか、まだ地上だよ。
そうなんです。20:15にドアクローズしてからかれこれ2時間近く、飛行機はぴくりともしないまま、北京空港E20番スポットに入ったままなんです。
雨も降ってないし、風も吹いてないんですが、ターミナルビルの向こうで時折稲光が光っているような感じです。多少雷雲が上空にあるのでしょう。しかしそれにしても待たせすぎ。隣にいたKA903便が出て行ったときにこちらはもうドアが閉まっていたのだから、それに続いて出してくれればよかったではないか。
……と文句を言っても始まらない。そして搭乗してから待つこと2時間40分、ついに22:40、プッシュバックが始まりました。そして22:57、RWY36Rからようやく離陸。フライトは既に2時間以上遅れています。
離陸してしまえば飛行は極めて順調で、日付が変わっても明かりが煌々ときらめくマカオの真上を通過して海上に出ると、東へと方向を変えてファイナルアプローチ。マカオに劣らず香港も深夜にも拘わらずなかなか夜景がきれい。その夜景を眺めながら、香港島上空、九龍半島上空、そしてランタオ島へと高度を下げて行き、02:00、RWY25Lにランディング。2時間ちょっと遅れてようやく香港チェクラプコク空港に到着です。とほほ。
▲ファイナルアプローチのKA975便の機窓から見えた深夜の香港。