田植え直前!新緑の青森へ(その31;北越急行)
2012年5月26日、一路富山へ。
越後湯沢で乗り継いだ特急「はくたか6号」は、北越急行の「スノー・ラビット」681系で10:48に定刻発車。最初はJR上越線を走りますが、六日町駅を出ると「はくたか6号」は左へカーブを始めます。右側へ離れていくJR上越線の線路を眺めながら、北越急行線へと入っていきます。JR上越線はこのまま魚野川と国道17号線に沿って北上しますが、北越急行線は左へ大きくカーブしながら関越道をくぐり、そのまま長いトンネルに入って十日町を目指します。
▲日本屈指の豪雪地帯の春は潤うような緑でいっぱい(JR上越線走行時)。
日本の背骨、日本屈指の豪雪地帯だけあって、車窓に広がる険しく高い山の連なりは圧巻です。峰峰にはまだ雪が残る一方、下界の平地のほうはもう緑が潤い、田んぼの代掻きも済んで田植えを待つばかりとなっています。水が張られた田んぼはその水面に雲や空や残雪の峰峰の姿を映しこんで、これぞニッポンの田園風景です。
▲代掻きが済んだ水田は空や山を映す水鏡。
▲日本の背骨を突っ切るように走る北越急行線の車窓の風景はすばらしい。
富山駅3番線ホームに到着した「はくたか6号」から僕は下車します。実はこの「はくたか6号」は和倉温泉行き。金沢方3両、7~9号車は金沢から切り離されて和倉温泉まで入ります。七尾線なんて就職してすぐの頃に一度乗ったことがあるだけ。久しぶりに能登半島行ってみたいなあ。
▲「はくたか6号」、富山到着。
▲このあと前方3両は金沢まで行ったあと、さらに和倉温泉まで足を伸ばします!
さて、富山駅まで来たら僕の目的地もあともう少し。
見ると、2番線の先の切り欠きになった1番線に、キハ85系の3両編成が停まっています。12:26に到着した名古屋からの1023D特急「ひだ3号」の折り返しで13:02発の1034D特急「ひだ14号」のようです。今年4月に初めて名古屋から富山まで「ひだ」を完乗しましたが、高山本線も沿線風景がすばらしい路線の一つ。いつかまた乗ってみたいです。
▲13:02発名古屋行き特急「ひだ14号」。
僕は跨線橋を渡って5番線へ移動し、乗り換えます。
5番線で発車を待っているのは12:55発の富山始発高岡行き普通列車436M。今年春から金沢以西へ乗り入れるようになった新型車両521系の2両編成。この日はG14編成が充当されていました。ここ数ヶ月で、富山、高岡あたりで521系を見かける機会がぐっと増えたような気がします。新型車両の投入そのものは歓迎ですが、その陰で国鉄急行型(デカ目ちゃん)など懐かしい車両が人知れず姿を消しているのかなと思うとちょっと寂しいです。
12:55、436Mは富山駅を発車しました。僕の乗車時間は10分。二駅先の小杉で降ります。