田植え直前!新緑の青森へ(その25;五能線起点駅)
▲回送で入線してきたキハ40五能線色の単行。
2012年5月25日、"RED THUNDER"。
07:38に高校生をたくさん乗せた弘前行き普通列車2523Dが出て行った3番線ホームに、大館方からまた列車が近づいてきました。今度は五能線色のキハ40の単行です。構内に留置していたキハ40がカラのまま回送でやってきて07:52発のひと駅だけ走る能代行き普通列車127Dになります。東能代駅はこのひと駅だけの能代行きの列車がわりと頻繁に出るので、発着本数で言えば奥羽本線より五能線の列車のほうが多いですよね。
▲3番線に入線して発車を待つ127D。
さて、東能代駅と言えば五能線の起点駅ですね。この2/3番線ホームにも、それを示す案内板が設置されています。五能線はローカル線の中ではかなり距離が長いほうで、全長147.2kmもありますが、その起点駅が東能代駅なのです。今や快速「リゾートしらかみ」も全国的にすっかり定着して、観光路線としての人気も不動のものとなりつつあるようですね。
▲127Dが走るのは五能線の0km000mから3.9kmだけですが(^^ゞ。
ふと振り返ると、その「リゾートしらかみ」がいました(^^)。おっと、これは真っ赤に炎が燃え立つようなクマゲラ編成ですな。これは2/3番線ホームにある待合室なんですが、カラーリングといいロゴの入れ方といい、本物そっくりに作り込んであるので、思わず「リゾートしらかみ」と間違って乗り込んでしまいそうです(間違わないか(^^ゞ)。この待合室の前にも、五能線起点駅の案内標が設置してありますね。
▲待合室の側面もくまげら編成にそっくり。
おっと、また大館方から列車が近づいてきました。今度は貨物列車です。
やってきたコンテナ列車を牽いていたのもEF510。機番はEF510-17を付けています。愛称は"RED THUNDER"ですね。ゆっくりと速度を落とし、1番線に停車しました。ちょっと停車時間があるようです。
▲"RED THUNDER"EF510-17に牽かれてコンテナ列車がやってきた。
それにしても東能代駅の構内は広いですね。開業は1901年と古く、今年でもう111周年。かつては貨物駅もあったそうですし、東能代運輸区があることから側線も多く、構内には車庫や転車台もあるそうです。大館と並んで、秋田県北の中心地の一つなのでしょうね。僕は五能線を利用するときぐらいしか立ち寄ったことはありませんが、最近はその五能線からもしばらくごぶさたです。五能線起点駅の案内標を見てたら、にわかに乗りたくなってきました。夏休みに五能線に乗りに来ようかな。