田植え直前!新緑の青森へ(その18;夜行列車と文庫本)
▲男は黙ってサッポロ・クラシック。
2012年5月24日、豚丼も。
北海道に来たら飲まねばならぬビール、それがサッポロ・クラシック。道内限定なので基本的に北海道に行かないと手に入らないモルト・ビールです。まだ青函連絡船があった頃、青函連絡船内の売店ではサッポロ・クラシックを売っているので、青森駅の入場券を買って青函連絡船桟橋へ行き、乗船開始になったところで見送り客を装って(笑)船内に入り、売店でサッポロ・クラシックを買ってきたことが何度もあります。
▲そしてカニとサーモンの二色丼に飽き足らず……
いえね、二色丼が実演空弁でできあがるまで少し時間がかかったので、その間別のお店をのぞいていたら、肉系のお弁当も食べたくなっちゃって、そしたらうまい具合にこれまた北海道名物の「豚丼」の空弁があったものだから、つい、ね(^^)。
▲金文字が妙に誇らしげな「豚丼」。
この「豚丼」は、空港売店大手の「BLUE SKY」が扱っているもののようですが、「北海道産の豚肉を使用した、お肉好きにはたまらないお弁当」という宣伝文句につられてつい購入。包装箱には「北海道の大地で大切に育てられた、コクのあるお肉と、オリジナルのタレが絶妙!ハマるおいしさです。」「炭火焼風」「北海道産豚肉使用」などと金文字も使って書かれてます。
開けてみると、おお、おいしそう!オリジナルのタレがテカりすぎて写真がうまく獲れないけど、濃厚な味で、ビールのつまみにもぴったり!ただ、これは本拠地帯広を中心とする道東エリアの「豚丼」とはちょっと違いますね。帯広の「豚丼」が食べたくてこれを手に入れてしまった人はちょっと「あれ?」と思うかも。これはこれでおいしいんですが。
▲オリジナルの濃厚なタレにくるまれた大判の豚肉はおいしいです。
前回から食べ物のことばっかり書いてますが、急行「はまなす」のほうはそんなことにはおかまいなしに、札幌駅を定刻に発車しております(笑)。
▲苫小牧には6分遅れの23:09に到着。
その次の停車駅苫小牧へもその遅れをひきずって、6分遅れの23:09に到着。ここでも下車客の姿が見られました。我が6号車には千歳から1人、新千歳から1人、苫小牧から2人が乗車してきましたが、ガラガラ具合には変わりはありません。
夜行列車の醍醐味と言えばいろいろあると思いますが、寝台車ではなく座席車で一夜を過ごすことになった場合の醍醐味は、まずは弁当やつまみにビールとお酒という楽しみがありますな(^^)。
そして僕が思うもう一つの醍醐味は、読書。昼間の明るいときに列車に乗ると、車窓の景色ばかり眺めてしまって読書が全然はかどらない。でも、外が真っ暗で見えない夜行列車なら、読書に集中できる絶好の空間です。夜行列車の座席車は完全に消灯されはしないので、減灯になって少々暗いですが読書にさしつかえはありません。周囲が寝静まった中、自分のペースでじっくりとページを繰るのは至福です。読書のおともにサッポロ・クラシックがあるのもまたこれ至福です(^^)。
▲減灯されて周囲が寝静まった中、客車がレールの継ぎ目を渡る音に耳を傾けながら読書。至福。
▲読書のおともにサッポロ・クラシック。これで読書がはかどるようなはかどらないような。
▲日付が変わって最初の停車駅・伊達紋別。下車客がいた。