毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

A380で行く魅惑の香港・マカオ3泊4日(その28;レフ・トルストイ)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162258.jpg ▲南国香港で出発を待つ北国モスクワ行きのSU213便。

 2012年3月21日、まだまだ続く飛行機ウオッチング。

 香港空港のセントラルコンコースで飛行機ウオッチを続けております。

 おっと、アエロフロートもいるじゃないですか。10:55発のモスクワ行きSU213便です。香港からモスクワまではこれまたずいぶん遠そうですね。モスクワ着は17:05ですから、ブロックタイムは10時間10分ということになります。ふーん、そんなもんかな。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162254.jpg ▲モスクワまでは10時間ちょっと。

 この日のSU213便の機材はB767-300。レジはVP-BAVをつけています。よく見ると、コクピットの下にロシアの国旗が描かれていますが、その下に文字が入っていて、「L.TOLSTOJ」とあります。言わずと知れた、『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『復活』などを書いたロシア文学の巨匠レフ・ニコラエヴィチ・トルストイのことです。アエロフロートの機材にはちゃんと名前がついてたんですね。

 そのトルストイ号、プッシュバックが始まりました。亜熱帯の香港からモスクワへと旅立ちます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162312.jpg ▲プッシュバックが完了した「トルストイ号」SU213便。

 香港空港でいちばんたくさん見かける飛行機と言えばもちろんキャセイパシフィック航空、そしてドラゴン航空ですが、それに負けず劣らずたくさんいるのが台湾の中華航空です。香港~台北便を1日11往復程度、加えて高雄便なども飛ばしているからです。まあ中国国際航空中国東方航空も、北京や上海からの便だけでなく大陸の地方空港から飛んでくるものも合わせればけっこうな数になるでしょうけど、そんなのは別に香港空港で見たくはないし(笑)。

 窓の外には中華航空CIのB747-400。CIもジャンボがまだまだ健在です。これは11:05発の台北行きCI904便かな?よく見るとレジはN168CL。CIのレジは「B」なのに、これはなぜか米国籍。2006年12月まではB-18209を付けていましたが、その後なぜか米国籍に移されました。なぜかしら?現在CIには米国籍機はこの1機しかありません。おっと、後ろにプッシュバックされているJALがいますね。10:40発の成田行きJL736便でしょうか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162244.jpg ▲香港空港で頻繁に見られる航空会社の一つ、台湾の中華航空

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162248.jpg ▲これは11:05発台北行きCI904便かな。CIでもジャンボはまだ健在です。

 別のゲートには見慣れぬ塗装の飛行機がいました。スカイチームカラーのB737-800ですね。よく見るとどてっぱらのほうに「CHINA SOUTHERN」の文字が入っているので、これは中国南方航空(CZ)の飛行機であることがわかります。

 確かゲート前の案内板に広東省の汕頭(スワトウ)行きと表示されていたような気がしたので、香港空港のHPで汕頭(Shantou)行きのフライトを探してみたのですが、そんなフライトは存在しない。ナゼ?と思いCZのHPなどでも探してみてようやくわかったことは、汕頭市内にあった汕頭外砂空港は昨年12月に民用空港としては閉鎖され、商業機は汕頭市ではなく、その北にある掲陽市にある掲陽潮汕空港を利用するようになったということ。だから香港空港のHPもCZのHPも「汕頭(Shantou)」という表記はなく、「掲陽潮汕(Jieyang Chaoshan)」という表記になっていて、でもゲート前の案内板だけ以前の名残で「汕頭」という表記になっていたということのようです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162303.jpgスカイチームカラーになったチャイナサザンのB737-800。

 で、この飛行機は11:15発の掲陽潮汕(汕頭)行きCZ312便。ブロックタイムはわずか55分。しかし地図で見ると掲陽潮汕空港のある掲陽市は汕頭市の中心部からかなり離れているようで、汕頭の人々にとってはすごく不便になったような気がするんだけど、どうかな。

 それはともかく、このCZのスカイチーム塗装機、北京では見かけたことがないなあ。北京にも飛んできているのかな。いや、きっと飛んできているんだとは思うんだけど、珍しいものを見た。乗ってみたいとはあまり思いませんが(^^ゞ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162308.jpg広東省掲陽潮汕(汕頭)行きCZ312便。ブロックタイム55分のショートフライト。