毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

A380で行く魅惑の香港・マカオ3泊4日(その25;お初の九龍駅)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162036.jpg ▲朝のビクトリアハーバー。前日より更に雲が降りてきてる。

 2012年3月21日、インタウン・チェックイン。

 A380で行く魅惑の香港・マカオ3泊4日の旅も早や最終日。6時半頃起きて窓の外を見ると、この日の香港もどんより曇り。そのほうが香港らしいと言えば香港らしいのですが、ビクトリアハーバーを隔てて対岸の香港島に建つ高層ビルは上層階が雲の中に隠れて、まさにスカイスクレイパー。曇っていてもいいけれど、雨だけは降らないでほしいです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162040.jpg 高層ビルは雲の中。

 カオルン・シャングリラのレストランでがっつり朝食を食べ、身支度を調え、荷造りを完了させて、いざチェックアウト。奮発して豪華なホテルに泊まったのだからチェックアウトタイムぎりぎりまで滞在していたいのはやまやまですが、10時過ぎの飛行機に乗らねばならないので早々に出発しなければなりません。

 空港と市内を結ぶ連絡列車Airport Expressは、空港駅と中環(セントラル)駅との間では九龍駅と青衣駅に停車します。チムシャツイ地区からは九龍駅が最寄り駅ですが、九龍半島の西岸にあって地下鉄と接続しておらずアクセスが悪いため、今まで利用したことはありませんでした。しかし、今回調べてみたら、九龍エリアの各ホテルと九龍駅を結ぶ無料アクセスバスが走っていてカオルン・シャングリラ前にも停まることを知ったので、利用してみることにしました。

 チェックアウトを済ませて外の車寄せに出ると、うまい具合にちょうどそのアクセスバスがやってきて、すぐに乗ることができました。ラッキー。車内は空いていて、なかなか快適。そしてカオルン・シャングリラを出ると他に立ち寄るホテルはなく、九龍駅まで直行して約15分弱。こりゃ便利だわ!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162046.jpg というわけで九龍駅。

 九龍駅、初めて来ました。Airport Expressで九龍駅を通るときは地下駅のホームを見かけるだけなので全然わからなかったのですが、なんかとてつもなくでかいビルの1階のだだっ広いフロアが改札口とかになっているようです。ここはユニオンスクエア・エレメンツ(圓方商場)という一大ショッピングエリアになっているらしいです。

 それよりなによりウレシイのは、九龍駅でもインタウン・チェックインができること!駅構内にフライトのチェックインカウンターがあり、搭乗手続と託送荷物の預け入れができるんです。香港駅でできることは知っていて実際に利用したこともありますが、九龍駅でもできるとは知らなかった!この段階でチェックインを済ませてボーディングパスをもらい、荷物を預けて身軽になれるのは非常にありがたい。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162052.jpg 駅でチェックインできる。

 もう8時半頃になっていたので、10:20発のフライトに乗る相方のチェックインもできるか心配でしたが、ぎりぎりのところで間に合い、荷物も預けることができました。こりゃー楽ちん。

 手ぶらになったところで長いエスカレーターを降りて地下ホームへと向かいます。

 九龍駅にはAirport Expressのほか、MTR東涌(トンチュン)線が乗り入れており、Airport Expressが2面2線のホームで1/2番線、東涌線が1面2線の3/4番線となっていますが、Airport Expressのホームと東涌線のホームが並んであるのか上下になっているのかは確認できませんでした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162111.jpg 九龍駅の広いホーム。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162101.jpg 途中停車駅は3駅のみ。

 Airport Expressの終点は実は空港駅ではなく、もう一つ先の博覧館(Asia World-Expo)駅が終点。これは、展示施設の「亜洲国際博覧館(Asia World Expo)」がオープンしたことで空港駅から博覧館駅までが延伸されたからです。なお、東涌線のほとんどはAirport Expressと並行して走っており、九龍駅~青衣駅間は複々線区間で、東涌駅の手前でAirport Expressから分岐していきます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162057.jpg 終点は空港ではなく博覧館。

 Airport Expressはいつもながら速くて快適。乗ってしまえばあっという間に空港に着いてしまいます。そしてこのAirport Expressと香港チェクラプコク空港の素晴らしいところは、Airport Expressの到着ホームと出発ロビーが同レベルにあってシームレス、バリアフリーなこと。階段やエスカレーターなどで上り下りすることなく、電車のドアからフライトのチェックインカウンターまで平行移動することができるんです。これは到着ロビーと九龍、香港方面行きの電車のホームも同様で、荷物のカートを押したままで上り下りなく電車のドアまで行けるのは実にありがたい。香港の気配りを感じます。ここらへん、羽田も成田も完全に負けてますね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818162123.jpg ▲香港チェクラプコク空港に到着。電車のドアが開いてまっすぐ進めばチェックインカウンター。