毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

佐賀関ふるさとまつり(ニッポンの秋を探して・その20)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818152125.jpg ▲佐賀関漁港へ行ったら佐賀関市民センターで偶然「ふるさとまつり」を開催中。

 昨年11月に大分臼杵などをめぐった「ニッポンの秋を探して」の旅レポがずいぶん中断してしまってますが、「寒露」を過ぎてだいぶ秋めいてきて、もう秋ネタをUPしてもだいじょうぶそうになってきたので、今日から再開します!(^^) 今夏の酷暑の旅レポと昨秋の旅レポを1日おきに交互に掲載していければと思ってます。

 さて再開初日の今日は別府から佐賀関への移動です。別府海地獄を訪れた前回の記事はコチラです。

 さあそれでは2011年11月6日の朝、ホテルを出るときにはかなりの本降りだった雨も、別府海地獄をめぐっている間に小降りなり、傘は差さなくてもなんとかなるぐらいになってきました。

 別府海地獄をレンタカーで出発し、来た道を戻るように、今度は別府湾を左に見ながら国道10号線を南下し、大分市内で国道197号線豊後街道)へ分かれ、大分市役所、大分県庁前を通って東進。国道197号線は大野川を渡ると「愛媛街道」という通称になり、日豊本線幸崎駅の近くで佐賀関半島へ向かう海べりの道になります。時おり断崖絶壁のふちのようなところなんかもあり、なかなか険しい道です。

 なぜに佐賀関へ向かっているのかというと、佐賀関へは2004年12月に1回行ったことがあるきりですが(そのときの記事はコチラ)、佐賀関と言えば関アジ、関サバ、そのとき食べた関サバのアジが忘れられなくて、この日のランチは佐賀関の関サバor関アジにしよう!と心に決めていたからです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818152111.jpg 穏やかな佐賀関港。

 カーナビを頼りにようやく佐賀関漁港に到着。ところが、どうも8年前の記憶と違う感じ。前回は佐賀関町漁協の直営レストラン「関の漁場」で食事したのですが、そういう関係の建物は全然見当たらない。我々の車の前を走っていた路線バスが終点とおぼしきバス停で停まっていて、そのそばに広い駐車場に車を停めて、周辺を歩いて探してみることに。

 ところが、この駐車場のある大きな建物の脇に、「佐賀関ふるさとまつり」と記された大きなゲートを発見。そう言われてみればそのゲートの奥のほうからはなにやら民謡の音楽なんかも聞こえてきます。なんだなんだ?

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818152103.jpg 特設ステージにて手踊中。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818152106.jpg 雨にたたられて残念。

 実はこの場所は大分市役所佐賀関支所と佐賀関公民館が併設された「佐賀関市民センター」。ここの屋外広場に特設ステージとテントが設けられ、11月6日、7日の両日、佐賀関の特産物や料理が並ぶ「佐賀関ふるさとまつり」が開かれていたのです。

 特設ステージでは「馬場子供神楽」「本場鶴崎踊り」「関の鯛つりおどり」などの伝統芸能尾披露やカラオケ大会が催されるとのことで、僕が会場に入ったときにはステージ上では手踊りが披露されていました。あれが「本場鶴崎踊り」だったのかな?

 しかし少々残念だったのはやはりお天気。僕が着いた頃にはもう雨は降ってはいませんでしたが、前日から降り続いた雨のせいで、舗装されていない広場がぬかるみになってしまって、観客は広場に中央にかけられたテント屋根の下にいるだけで、ぱっと見た感じはちょっと寂しい状態。いや、でも見回せば地元の人々がけっこうたくさん集まってきてるし、みんなそれぞれに一所懸命です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818152121.jpg JA大分のテント。

 広場を取り囲むようにずらりと並んだテントは、「ふるさと物産展示即売コーナー」「ふるさと味のコーナー」「苗木等無料配布」など盛りだくさん。JA大分さがのせきのテントでは地元の新鮮な野菜が展示即売中。「佐賀関地区食生活改善協」なんていうテントも出てますね。おいしそうな「よくばりおこわ」「ちらしずし」なんかが売られています。「佐賀関郷土料理の本」も販売中。おまつりにはお約束の生ビールや焼き鳥、焼きそばなどの食べ物スタンドも豊富。地元のおじちゃん、おばちゃん、おにいさん、おねえさんたちがふるさとのために頑張っているこういうおまつりは大好きです。ランチはもうここで食べ物を調達することで十分です。さあ、何を食べようか?目移りするよ(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818152115.jpg ▲佐賀関地区食生活改善協のテント。おばあちゃんが何か買ってくれたみたい(^^)。