A380で行く魅惑の香港・マカオ3泊4日(その21;香港島の南側)
▲レパルス・ベイにて。穏やかな海が広がります。もうちょっとで海水浴シーズン。
2012年3月20日、トンネルを抜けて。
前日は今世紀に入って初めて、超久しぶりにマカオへ行ったので、この日もここしばらく行ってないところへ行ってみようと思い、灣仔からバスに乗って向かったのは「レパルス・ベイ」。1955年のアメリカ映画「慕情」の舞台としてあまりに有名な香港島の南側にあるビーチです。香港島のど真ん中を南北に貫くトンネルを通っていくのでさほど遠くはありません。中国語では「浅水湾」と呼ばれるとおり水深が比較的に浅く、香港では有名な海水浴場の一つ。まだ春分の日なのに南国を思わせる花が咲き、ビーチから海を眺めていると本当に気持ちがいいです。
南国だなあ。
このビーチに立っていると、頭上を頻繁に飛行機が飛んでいきます。1998年にカイタック空港から現在のチェクラプコク空港に移ってから、香港島上空は飛ばなくなったものと思い込んでいましたが、今も東行きの飛行機は香港島上空を飛ぶようです。ということは、香港~日本便なら機上から香港島を眺めることができるってことか!いいなあ。僕は香港~中国大陸便なので無理ですね。
上空を飛行機が……
そんなビーチを見下ろすように建っているのが「The Repulse Bay」。大きな高層マンションですが、その真ん中には穴が開いています。中華世界では風水を重んじますが、この建物も、風水で言うところの「気」を背後の山から海へ通すために大きな穴を開けて建設されたのだとか。
その足下にあるのが、旧「レパルス・ベイ・ホテル」。典型的な英国様式の建築として1920年に建てられ、当時の皇族やセレブたちによって隠れ家として使われながら営業され、1982年にはコロニアル様式の面影を残した建物が再建されました。今、この建物の中にはオシャレなレストランやショップなどがたくさん入っています。僕はここに入っているレストラン「The Verandah」が好きなのですが、なんと月曜と火曜が定休日なので、この日は行けず、残念。
その足下にあるのが、旧「レパルス・ベイ・ホテル」。典型的な英国様式の建築として1920年に建てられ、当時の皇族やセレブたちによって隠れ家として使われながら営業され、1982年にはコロニアル様式の面影を残した建物が再建されました。今、この建物の中にはオシャレなレストランやショップなどがたくさん入っています。僕はここに入っているレストラン「The Verandah」が好きなのですが、なんと月曜と火曜が定休日なので、この日は行けず、残念。
The Repulse Bayの正面。
ビルに穴が開いてる。
レパルス・ベイから再びバスに乗り、海沿いのくねくねした狭い道をもう少し東へ行くとあるのが、これまた観光地として有名なスタンレー(赤柱)。もともとは漁村でしたが、やがて軍事施設や監獄が設けられるようになる一方、ビーチの広がる風光明媚な場所であることから外国人が多く居を構えるようにもなり、すっかりリゾート地の一つになりました。海べりに立つと、穏やかな海面に海上居住者の小舟が浮かんでいるのを眺めながらまったりすることができます。
スタンレーの海。
小舟が浮かぶ。
ここには「スタンレー・マーケット」という、狭い小路に小さいショップがぎっっっしりと並んだ一角があり、欧米人を中心とした観光客で終日大賑わい。衣類、小物、中国雑貨、リネン、シルク製品、レース、ストールなどなどなどなど、なるほど、これは確かに欧米人が大喜びしそうだ。スポーツ用品店やお茶、瀬戸物屋まであるぞ。ここならばらまき用のおみやげも簡単に手に入りそう。
マーケット入口。
中国雑貨店。
迷路のように入り組むスタンレー・マーケットの小路は、あまりのショップの多彩さに、いくら歩いていても飽きないほど。どの店の前でも立ち止まって中をのぞいてみたくなりますが、僕が特に足を止めてしまったのは、絵画のアトリエ。絵画や写真など美術系のお店がスタンレー・マーケットの中にはけっこうあります。香港の雑踏や海の風景などを描いた絵画から中国情緒あふれるものまで、題材は多彩。僕もお金と飾る場所があれば手に入れてみたいなと思う絵画がいくつかありました。いやー、スタンレーなんて1996年頃に一度訪れたっきりですが、マーケットの中に入っている小さい食堂でランチでもしながら丸一日ここでのんびり過ごしてみたくなりました。次回はもっとゆっくり来よう!
▲マーケットの中にある絵画のアトリエ。今気づいたけど「NO PHOTO」だったんですね。ごめん!