毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

A380で行く魅惑の香港・マカオ3泊4日(その14;ターボジェット)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818161327.jpgマカオフェリーターミナルに到着した香港からのターボジェット

 2012年3月19日、噴射して飛びます。

 さっ、いよいよマカオ行きのターボジェット(噴射飛航)に搭乗です!

 いやー、マカオへ行くのなんて何年ぶりでしょう~。以前香港に住んでいたときに行ったのが最後だから、1997年ぐらいかなあ。だとすると15年ぶり?いやはや。

 船内は二層になっているようですが、アッパーデッキはきっとスーパークラスなのでしょう。我々はロウワーデッキに並ぶシートの中から指定された席を見つけ出して着席します。エコノミークラスと言ってもなかなか立派なシートですよ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818161302.jpg ターボジェットの船内。

 久しく乗らないでいるうちに、ターボジェットも変わったなあ……というか、新しくて大きな機種が投入されたんですね。

 窓から隣のバースに停泊しているちょっと小さくてずんぐりした機種、僕の記憶にあるのはあの機種ですね。これはボーイング社製の「ジェットフォイル(JetFoil)」で、260トン、乗客260人乗り。全てのジェットフォイルに「星」の字が付く名前が与えられていますが、これは「CACILHAS」という文字が入っているので、「幸運星」号のようですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818161308.jpg 昔からいるJetFoil。

 我がターボジェットJ0205便は定刻13:45に離岸し、快調にマカオを目指します。しばらくは右手にランタオ島(その手前にラマ島とか長洲島とか)、左手に香港島の西部を眺めながら進み、そこを抜けるとようやく外海に出た気になります。

 しかしそれも長くは続かず、わずか60分で、かつてはポルトガル領だったマカオのフェリーターミナルに到着です。15年前に来たときにはまだなかった立派な橋をくぐってからフェリー埠頭へと入ります。この橋は「Ponte de Amizade」、英語では「Friendship Bridge」、「友情橋」とでもいいますか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818161321.jpg マカオ到着。

 乗って来たターボジェットはわりと新しい船のようですね。オーストラリアのオースタル社製の双胴船で、413人乗り、最高速度42ノットとのことです。船体には「Universal MK 2011」と記されていますね。船体側面には「TURBO JET 噴射飛航」というロゴと、ターボジェットをイラスト化したマークが大きく描かれています。ジェットフォイルの倍近い船体の大きさもあって、ほとんど揺れもせず、なかなか快適な船旅でした。

 ちなみに、隣に停泊しているターボジェットには「新輪伍 NEW FERRYⅤ」という船名が入っています。こちらは「新輪渡澳門(New World First Ferry Services (Macau))」というフェリー会社の船で、香港九龍半島先端の尖沙咀(チムシャツイ)とマカオを結ぶ路線を運航しています。


 下船してターミナルの建物に入るとまず入境審査。パスポートに入境スタンプが押されます。そして到着ロビーに出ると、フェリーターミナルはなかなか立派ですなあ。

 到着ロビーに出ると、客引きに遭います。旅行会社の人たちががんがん声をかけてきます。一日ツアーに参加しないかという誘い込みです。これを振り切って外に出ると、歩道がタクシー乗り場やバス乗り場へと続いています。半日しか時間がなく、帰りは19時発のチケットを購入済みなので、来るときの船内でこの日回りたいコースをだいたい決めました。そのコースのスタート地点へ、まずは普通の路線バスで向かうことにします。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818161334.jpgマカオのフェリーターミナル前バス乗り場を発着する路線バス。マカオも左側通行。