毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

A380で行く魅惑の香港・マカオ3泊4日(その13;行くぜマカオ)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818161235.jpg ▲香港地下鉄港島線の金鐘駅の駅名標

 2012年3月19日、信徳中心。

 飲茶で点心をこれでもかというほど腹いっぱい食べてしまったので、ホテルに戻ってまったりしたいところですが、短い滞在なので時間を有効に使わなければもったいない。よし、次へと行動を起こそう。

 飲茶をした「名都酒樓」が入っている統一中心(United Centre)ビルの1階から外へ出るとすぐ地下鉄への下り口があって便利。香港地下鉄(MTR)港島線の金鐘(Admiralty)駅です。金鐘駅は海底トンネルをくぐって九龍半島へ渡る荃湾線との乗換駅なので、列車が発着するたびに大勢の人が広いホームを交錯します。

 この金鐘駅から港島線の西行き電車に乗ると、二つ目の駅が終点の「上環(Sheungwan)」駅。終点ですが折り返し方式ではないので、乗客が全部降りてしまうとすぐにドアが閉まって走り去ります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818161241.jpg MTR港島線終点・上環。

 上環のMTRの駅の上には「信徳中心」というビルが建っていて、ここが「香港マカオフェリーターミナル」。マカオへ行くフェリーの数多くがここから出ているのです。
 
 そう、飲茶腹いっぱいランチのあとは、久しぶりにマカオへ行くのです。

 マカオへ行くのにいちばん便利なのが「ターボジェット」と呼ばれるジェットフォイル。香港~マカオ間を60分で結び、しかも24時間運航で、ピーク時には10分間隔とか15分間隔とかで頻繁に運航されるので、いつでもチケットが買えます。いくつも並んでいる窓口で「次のマカオ行きお願いします」と言えば、よっぽどのホリデーでなければ満席ということはなく、すぐにチケットが手に入ります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818161245.jpg ターボジェットの切符売場。

 手に入れたのは13:45発のターボジェット。エコノミークラスとスーパークラスがあり、料金の差はHK$140もあるのでもちろんエコノミークラスで十分。

 香港もマカオも、その属する国はどこかと聞かれれば同じ中華人民共和国なのですが、そこは「一国二制度」、香港からマカオへ行くときもパスポートコントロールがあり、外国人はパスポートを持っていないとマカオへ行くことができません。

 出境審査を終え、搭乗待合室へ前進すると、搭乗待合室の入口にあるカウンターでシートナンバーの小さいシールをチケットに貼ってもらいます。いちおう全席指定ということのようです。僕には28T席のシールが貼られました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818161250.jpg マカオ行きのチケット。

 待合室は混んではいません。この時間帯、15分間隔でジェットフォイルが出ているので、乗客が滞留することはないのでしょう。このフェリーターミナルからはマカオ行きのほか、珠江沿いの広東省各地へも直航フェリーが数多く出ていて、窓の外をターボジェットや客船がひっきりなしに行き交っています。

 僕が乗るのは1番ゲートから出るマカオ行きターボジェットJ0205便。13:32になってもまだ搭乗が始まる気配はありません。ターボジェットは中国語では「噴射飛航」。なんかいかにも速そうです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818161254.jpg 搭乗待合室。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818161257.jpg ▲搭乗案内板。ターボジェットの中国語は「噴射飛航」。