A380で行く魅惑の香港・マカオ3泊4日(その11;野菜を食べよう)
▲これも飲茶の点心の定番、湯葉巻き。醤油だれが染みこんだ蒸し上がりは実においしい。
2012年3月19日、飲茶レポその2。
香港の金鐘(アドミラルティ)地区にある「名都酒樓」で引き続き飲茶をやっております。
次なる点心は、これも定番の一つと言っていいかと思いますが、湯葉巻きです。いつも「鮮竹巻(しんぢゅっきん)」と言って頼むので正確な名前はよく知らないのですが、タケノコなどしゃきしゃきの具材を湯葉で巻き、ニンジンとネギを上に載せて醤油だれで蒸し上げたものです。僕は飲茶に行くと必ず食べます。
12時半を回って、店内はますます混んできました。あいかわらずビジネスマンのグループもいれば、有閑マダムグループもいて客層は多彩です。
味がしみてます。
ますます混んできた。
続いて「灌湯餃(ぐんとんがう)」。「スープ餃子」といった意味でしょうか。これも定番ですが、ちょっと値段が高いので必ず食べるものとまではいかないかな。
陶器の器の中には、コクのあるスープ(白湯(ばいたん)でしょう)がたっぷり入り、その中に大きな水餃子が一つと、高級食材キヌガサタケが浮かんでいます。餃子の中にはフカヒレや豚肉などを練った餡が入っていて、餃子の皮を破ると中から透き通った美しいフカヒレが出てきます。だから値段が張るんですね。
「灌湯餃(ぐんとんがう)」。
中にはフカヒレがたっぷり。
ところでこのお店の巨大なフロアの中心部には口の字型にテーブルが据えられ、そこにも茹で物、焼き物、お粥、甜品(デザート)などいろんなものがずらりと並んでいます。このテーブルはその場で調理をしてくれるエリアになっていて、目の前に並べた食材を注文に応じて焼いたり茹でたりしてくれるのです。このテーブルの様子は次回レポートするとして、まずはここから二品。
一つ目は茄子焼き。茄子を厚めのそぎ切りにし、片面に魚のすり身を塗りつけて、両面をこんがり焼き、最後に醤油で軽く味付け。茄子好きの僕はこの点心も大好物。その場で焼いてくれるのでアツアツを食べられます。
茄子焼きです。
魚のすり身がアクセント。
そして忘れちゃいけない、茹で野菜。香港人は野菜をよく食べます。飲茶でも、ワンタン麺とかぶっかけご飯とかを食べるときでも、必ずと言っていいほど茹で野菜を注文します。野菜は何種類もの中から好きなものを選ぶことができ、これにオイスターソースをつけて食べます。茹で野菜にオイスターソースがすっごくよく合うんです!
僕が選んだのは定番中の定番とも言える「芥蘭(がいらん)」。アブラナ科に属する野菜で、チャイニーズブロッコリーとも呼ばれるとか。茹であがりの緑は濃く深く、野菜そのものの味も濃厚で、それがオイスターソースとあいまって、これだけでもぱくぱく食べちゃいます!
茹で野菜の定番は芥蘭。
▲濃い緑色はいかにもおいしそう。これにオイスターソースをつけて食べます。