毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

強風の清明節に帰省した(最終回;初デルタ)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014407.jpg ▲デルタの牙城成田空港第1ターミナル北ウイングで出発を待つDL617便。

 2012年4月5日、Economy Comfort。

 羽田空港第1ターミナルから16:25発のリムジンバスに乗り、17;45頃、成田空港第1ターミナルに到着。第1ターミナルには南ウイングと北ウイングの2ヶ所にバス停があり、僕は北ウイングだったのですが、うっかり南ウイングで降りてしまい、ぶらぶらと歩道を歩いて北ウイングへ移動。まあたいした距離ではありません。

 北ウイングの中へ入ると、妙に長い行列ができています。GWとかの連休でもないのにこの行列はなんなんだ、こんな長い列には並びたくないもんだと思いながら通り過ぎようとしたら、なんと自分もこの列に並ばねばならないことが判明。ひょえー。

 この列はデルタ航空のカウンターへ続く列。第1ターミナル北ウイングはほとんどデルタのためにだけあると言っても過言ではないぐらい(ちょっと大げさかな)、圧倒的にデルタの利用客が多く(次はせいぜい大韓航空ぐらいかな)、夕方はアジア各路線の出発ラッシュということもあり、めちゃめちゃ長い行列ができていたのです。もうこの時点で今回デルタにしたことを後悔。カウンターサービスもアメリカ的というかなんというか、とにかくチェックイン完了までものすごく時間がかかってしまいました。

 で、これから乗るのは19:10発北京行きDL617便。曜日によってサンフランシスコかポートランドから飛んでくる成田経由北京行きのフライトです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014418.jpg DL617便の機内。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014413.jpg なんか地味よね。

 過去一度だけ、90年代前半に、合併前のノースウエスト航空で北京から成田へ飛んだことがありますが、それ以外は乗ったことがなく、デルタに至っては今まで完全に未搭乗。

 で、このフライトには、プラス4,200円で「Economy Comfort」なる、普通のエコノミークラスよりちょっといい席があるということなので、移動ばかりで疲れた僕はちょっと奮発してこちらに乗ってみることにしました。「Economy Comfort」の主な特徴は①シートピッチがちょっとだけ広い、②リクライニング角度がちょっと大きい、③アルコール飲料が無料、ということらしいです。LCCでもないのに国際線でアルコール飲料が基本は有料というところがそもそもどうかと思うけど、これがアメリカってことかね(笑)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014424.jpg DELTA ECONOMY COMFORT。

 初デルタで初Economy Comfortに尻を落ち着け、窓の外を見ると、とにかく北ウイングはデルタだらけ。ここはアメリカかいっ!て思っちゃうほど(笑)。この時間帯、マニラ、台北、北京、上海、バンコク、グアム、釜山、香港、ホノルル、サイパンとアジア各地を中心にデルタが続々と成田から出発していきます。隣のスポットからも1機プッシュバック。あれはどこへ行くのかな~。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014428.jpg 隣のデルタもプッシュバック。

 出発の定刻が19:10のこちらのDL617便は、なんだかんだでプッシュバックが始まったのは19:22。RWY34Lから離陸したときには時間はもう19:55になっていました。

 普通のエコノミークラスのほうは清明節の連休を利用して日本へ観光に来た中国人が多いのかほぼ満席状態ですが、Economy Comfortのほうはガラ空き。別にシートがすごくいいわけでもないし、ウエルカムドリンクが出てくるわけでもないし、太平洋路線を長時間乗るなら少しでも楽になりたいから乗ってもいいけれど、日本~中国間の短距離路線なら料金を追加してまで乗るほどの価値はないということでしょうか。まあとりあえず混んでないだけでも僕にはありがたいけど。

 というところで飲み物のサービス。本当にアルコールが無料なのか自信がなかった僕はつい「トマトジュース」と言ってしまい(笑)、おつまみのプレッツェルをトマトジュースでいただきます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014433.jpg トマジューとプレッツェル

 そして機内食。ズバリ、しょぼい!ホットミールなんかはビニールで密封されていて、いかにも冷凍食品を解凍しましたという感じ。サラダも野菜だけで、パンは冷たいまま。ホットミールは確かチキンとビーフのチョイスがあり、僕はチキンのほうを選択。午後2時過ぎに青森を出発して、慌ただしく乗り継いで成田を発ったので、途中で食事したり食料を調達したりする時間がなかった身としては、これでは全然足りない。成田でデルタのチェックインに予想をはるかに上回る時間を食ったのが失敗だな。時間がタイトなときはデルタに乗るのはもうやめよう(^^ゞ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014438.jpg いささかしょぼいよね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014442.jpg チキンをチョイス。

 一ついいなと思ったのは、コップが大きいこと!(^^)。機内食のときは僕も堂々と「赤ワインください!」とお願いしましたが、もちろんぺらぺらのプラスチックコップではあるものの、アメリカンサイズって言うんですか?かなり大きくて、しかもどぼどぼといっぱい注いでくれるので、これはウレシイです。食後のコーヒーもたっぷりでした。

 しかしまあどうでしょう、機内食は全体として中国系の航空会社の機内食に似てたような。そう言えば、なんとなくサービスも中国的だな。アメリカと中国ってもしかして似ているのかも!(笑)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014447.jpg 食後のコーヒー。

 この日の機材はレジN197DN、ウイングレット付きのB767-300ER。真っ暗闇の中を順調に飛行します。機内は消灯され、眠りモードです。

 わりと古い機材と見え、シートテレビなんてものはもちろんありません。寝るか、読書するか、天井にいくつかあるディスプレイでやってる映画を観るかして過ごすしかありません。でもこの日やってた映画、おもしろかった。2011年のアメリカ映画「In Time」。日本では今年2月に「TIME(タイム)」というタイトルで公開されたSFアクションサスペンス。主演のアマンダ・セイフライド、いいっすね!

 さて、北京空港へファイナルアプローチ。もっと早く着くかと期待していたのですが、出発時の遅れが祟って結局到着は定刻より少し遅めの22:42。空港から市内への連絡電車の終電は23時頃なので、ああもう間に合わん。タクシーいるかなー。デルタ機は、中国東方航空中国南方航空が拠点にしている第2ターミナルのほうのスポットに入ります。ハイ、これで3泊4日+機内1泊の短い帰省は終了。今回は強風に煽られるように移動に追われて疲れました(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014452.jpg ▲北京空港の第2ターミナルにスポットイン。中国南方航空の飛行機が見えますね。