毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

強風の清明節に帰省した(その16;まだ雪残る青森空港)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014321.jpg青森空港の到着したJAL1205便。折り返し羽田行きJAL1206便になる。

 2012年4月5日、爆弾低気圧一過。

 4月2日から4日にかけての春の「爆弾低気圧」、すごかったです。

 いえ、青森ではそれほど被害が出たわけではないので、それで「すごかった」と言うと、大きな被害の出たところのみなさんに申し訳ないです。トラックが橋の上で次々に横転したり、強風で飛ばされたり倒れたりした物で死傷者が出たり、交通機関が陸海空ともに乱れに乱れたり、大荒れの天候が続きました。

 青森も3日間は吹雪が続きました。4月なのに前が一瞬見えなくなるような激しい吹雪が断続的に続き、気温が高いので積もりはしなかったものの、外を出歩くのに難儀する3日間でした。

 ようやく青空のきれはしが戻り始めた4月5日、僕はもう青森をあとにしなければなりません。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014308.jpg 少し青空がのぞく青森空港

 2月にはほんの少ししか除雪されていなかった展望デッキも、さすがに大半の雪が溶け、春の訪れが間近いことを感じさせます。

 まだ冷たい中にも春のすがすがしさを感じる風に吹かれながら展望デッキでたたずんでいると、やがて飛行機が一機到着しました。13:55着の羽田からのJAL1205便です。機材はJEX持ちのB737-800ですが、レジはJA-334Jを付けていて、クラスJの設定がない仕様のものです。これが折り返し14:40発の羽田行きJAL1206便になります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014317.jpg 展望デッキの雪も溶けた。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014313.jpg JAL1205便が到着。

 JAL1206便はJEX機での運航ですから、乗務員さんもJEXのみなさんです。印象的な赤いブレザーはJEX発足当時からのJEXのトレードマーク。みなさんキビキビと出発前の準備に忙しくされています。

 やがてJAL1206便は早々とドアクローズとなり、RWY24から定刻どおり離陸し、一路羽田を目指します。薄雲に見え隠れする津軽富士岩木山を右に見ながら津軽平野上空で進路を南にとり、あとは山形市上空経由でまっすぐ飛ぶというのがいつもの航路。奥羽山脈に残る雪はまだまだ多いけれど、次に帰省するときはもう新緑、あるいは深緑に覆われているんだろうな……。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014325.jpg JEXの客室乗務員さん。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819014329.jpg奥羽山脈に沿うように南下するJAL1206便。東北地方に残る雪はまだ多い。