毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

強風の清明節に帰省した(その3;ハーゲンダッツ)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013425.jpg ▲北京発香港行きKA975便のエコノミークラスの機内食

 2012年4月1日、やっぱりディレイ。

 定刻20:30発の香港行きKA975便は、なぜだかわからないけど搭乗開始予定時刻の20時を過ぎても搭乗が始まりません。65分というタイトな乗り継ぎ時間で香港で乗り継ぎをしなければならない僕は、かなり不安です。

 しかしなんとか20:25頃に搭乗開始となり、20:45頃には搭乗が完了しました。そして20:50頃にプッシュバック開始。これなら遅れはそれほど大きくならないなとまずはほっとひと安心。

 ところがここからが北京空港のヒドイところ。21時頃にはRWY36Rエンドに到達しましたが、ここからがさっぱり動かない。離着陸便(特に着陸便)が多く、滑走路の両側に出発待ちの行列ができています。滑走路が3本もあるんだから、もうちょっと上手に使い分けて、フライトをどんどんさばいてほしい!

 そんな願いも空しく、あとから来た中国国際航空のほうが先に飛んでっちゃったりしてかなり待たされ、21:30頃ようやく離陸。既に1時間の遅れが出てしまいました。ショック!

 3月18日に香港行きのCZ310便に乗ったときはRWY01から離陸して右に旋回しましたが、今回はRWY36Rから離陸して左へ旋回。RWY01からの離陸機と同時離陸になって、しばらく真横に並んだままで上昇を続けました。

 KA975便のエコノミークラスはほぼ満席。3×3列のシートが並ぶ機内は満席だと余計に窮屈に感じます。こう窮屈だと機内食も食べににくいんですが、仕事を終えてまっすぐ空港へ来たこともありまだ何も食べていないので、機内食が待ち遠しい!……というところでメニュー配布。小さい紙切れですが、エコノミークラスでもメニューが配られるというのはうれしい。

 ではこの日の機内食。前菜は「Smoked Duck Breast with Green Salad」。鴨の燻製胸肉とグリーンサラダですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013429.jpg 鴨の燻製胸肉とサラダ。

 メインは「Sauteed Chicken with Almond Flakes in Brown Sauce」と「Smoked Pork Loin with Parsley Gravy Sauce」からのチョイス。前者だと白飯が付き、後者だと「Potato and Grenn Beans」が付きます。メニューをぱっと見てポークが食べたい!と思ったのですが、チキンのほうになにやらマークと注釈が付いています。注釈は「This menu is designed by Beijing Dadong Roast Duck Restaurant.」。このチキンは中国語では「醤爆堅果鶏球」といい、北京で今最も人気のある北京ダック店「大董烤鴨店」が手がけたメニューだとのこと。うーーん、じゃあチキンにするか。エコノミークラスの機内食でもこういうこだわりメニューがあるというのはうれしいし、楽しいものですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013435.jpg designed by 大董烤鴨店。

 メニューに特別マークが付いているのがもう一つありました。お茶です。「Fook Ming Tong Tea Shop Fujian Oolong, Fujian Super Xian Pian」、中国語では「福茗堂茶莊 福建烏龍 福建特級香片」で、有名茶葉店「福茗堂」のウーロン茶とジャスミン茶が特別提供されているようです。ま、香港ドラゴン航空ではエコノミークラスでもワインがフルボトルからサーブされるので、僕は白ワインをいただきましたが。それと、パンも温めたものがサーブされるというのもうれしいです。

 そしてデザートはハーゲンダッツのアイスクリーム。大きなカゴに入れたカップアイスを客室乗務員さんが配って歩くので、特にフレーバーに好みがあれば言えばそれを探してくれますが、特になければ、なんのフレーバーになるかは配られてみてのお楽しみ。僕は今回はバニラが当たりました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013441.jpg デザートタイム。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013447.jpg ハーゲンダッツはウマイ。

 満席の3列席の窓際に座っているとトイレに出るのがたいへんなので、思う存分飲めないのがちょっと難点(笑)。窓の外は真っ暗なので、飲むのはほどほどにして読書でもしよう。

 到着が近づいた頃、客室乗務員さんを呼んで「CX524便に乗り継ぐ予定なのですが、だいじょうぶですよね?」と尋ねたところ、「CX524便のゲートは21番。とにかく急いでください」との指示。「乗り継げるようにしてありますからだいじょうぶです」という返事を期待していたが、無理だったようだ(笑)。

 やがてKA975便は高度を下げ、海に浮かぶ船の灯りが見え始め、24:40にRWY25Lに着陸。45分の遅れです。乗り継ぎ、間に合うかなあ……

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013452.jpg ▲着陸が近くなりライトが点いて、エンジンに描かれたドラゴンマークが浮かび上がりました。