毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

A380で行く魅惑の香港・マカオ3泊4日(その5;香港到着)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818160603.jpg ▲ようやく離陸した香港行きCZ310便のフライトマップ。

 2012年3月18日、A380でランチ。

 08:50発の香港行きCZ310便は、出発の1時間も前から搭乗が始まったのでドアクローズも早く、08:41にはもうプッシュバックが始まりました。順調な滑り出しと思いきや、デアイシング・スポットに行くのに2時間近くかかり、おまけにまだ飛んでもいないのに機内で病人が発生したりして、ようやくすべてが落ち着いて、北京空港RWY01から離陸したのは定刻を2時間以上過ぎた11:06。やれやれ。

 アッパーデッキにいるせいか、この巨体を持ち上げるエンジン4発の音もとても静かで、滑走中もこんな巨体は浮かないのではと心配になるほど。しかしみごとにA380はふわりと地上を離れ、右に大きく旋回し、北京市の南をしばらく西にまっすぐ飛んで、それから南下を始めます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818160647.jpg ついに飛んだ、A380

 機内では食事前のドリンクサービスが始まりました。前回の記事でも書いたとおりアルコールは出したくなさそうだったし(笑)、まだお昼なので、ソーダ水をお願いしました。ナッツ類がおつまみで一緒に出てきました。エコノミークラスなら隣席になっているところが丸々サイドテーブルになっているので広々と使えて何かと便利です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818160609.jpg 食事前のドリンクサービス。

 テーブルはサイドテーブルの下部に納められているのを引き出して展開するタイプ。なかなか安定感があります。白いテーブルクロスが敷かれたあと、プレートが配膳されます。器もレンゲも塩・胡椒入れも真っ白い陶器です。
 最初は、冷菜の小皿が二つと、スープです。「清湯」にビーフ朝鮮人参などが入った元気が出そうなスープ。この種の「清湯」は味が薄すぎてお湯みたいなことがお多いのですが、このスープは味が濃厚で、おいしかったです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818160616.jpg まずはスープから。

 スープのお椀が下げられて、メインの皿とお椀に盛られた白いごはんが配膳。メインはビーフ、チキン、フィッシュの3種類からビーフをチョイスしたところ、機内食でよくある網焼き目のついたひれステーキでした。これに白キクラゲ、パプリカ、シイタケという添え野菜。そして、ナイフもフォークもない。ビーフは箸で切れるほどは柔らかくないので、箸だけでは非常に食べづらい。一口ずつかぶりつくしかありませんな。それともナイフとフォークをくれと言えば持ってきてくれるのかしら。味は悪くなかったんですが……

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818160621.jpg メインと白いごはん。

 デザートはフルーツとアイスクリーム。アイスクリームは中国国際航空のエコノミークラスでもおなじみの「八喜」のバニラアイス。中国の国産ですがかなり濃厚で僕は気に入ってます。フルーツはスイカ、イチゴ、メロン、ドラゴンフルーツ、パインアップル、キウイとなかなか盛りだくさんで、ボリューム十分。これだけでもおなかがふくれそう。そして〆めはコーヒー。広口のコーヒーカップというのはちょっと珍しいような。ランチとしては十分な量で、満足しました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818160627.jpg フルーツ盛りだくさん。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818160632.jpg 「八喜」のバニラアイス。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818160638.jpg 食後のコーヒー。

 ランチが済んで、まったりタイムがやってきました。客室乗務員がサンシェードを下ろして機内を暗くし、お休みタイムです。早くもシートをフルフラットにして爆睡している乗客もいます。

 正面の15インチのディスプレイ下に格納されているコントローラーを取り出し、ヘッドホンセットを装着して、映画でも見よう。中国映画、アジア映画、欧米映画というジャンルから選択でき、かなりの本数がVOD方式で楽しめるようになっています。日本の映画も6本ほど入っていたので「ツレがうつになりまして。」をチョイス。前方に足を投げ出してじつに快適です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818160643.jpg のんびり映画鑑賞。

 A380での初フライトは、出発こそがっつり遅れましたが、離陸してしまえば極めて順調。中国系の航空会社がどこもそうであるように、客室乗務員によるサービスは機内食が終わってしまうと「さあ終わった」とばかりにぴったりと止み、時々客室乗務員がキャビンを見て回るでもなし、静かに時間が過ぎていきます。

 そしていよいよ香港上空。久しぶりにやってきた香港!着陸前からわくわくします。香港の天候は晴れ、地上の気温は28℃というアナウンス。えーーっ、28℃?もう夏じゃん。

 CZ310便は徐々に高度を下げて、無事にRWY25Rにランディング。ゆっくりとタクシングしてスポットイン。14:25到着なので、2時間05分の遅れということになりました。さあA380で来た香港、2時間遅れを挽回しあがら楽しまなくちゃ!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818160653.jpg ▲2時間05分遅れて香港赤鱲角国際空港にスポットインしたCZ310便。