A380で行く魅惑の香港・マカオ3泊4日(その3;A380にいよいよ搭乗)
▲アッパーデッキのビジネスクラス・キャビンの様子。
2012年3月18日、スタッガードシート。
08:50発の香港行きCZ310便は、1時間前の07:50に搭乗開始になりました。ボーディングブリッジを二つに分けて、左の通路を進めばメインデッキへ、右の通路を進めばアッパーデッキへ搭乗するようになっています。ビジネスクラスはアッパーデッキなので、僕も右の通路を進みます。
右がアッパーデッキへ。
CZのA380は3クラス仕様で、ファーストクラスがメインデッキ前方に1×2×1が2列で8席、ビジネスクラスはアッパーデッキに70席、エコノミークラスはメインデッキに352席、アッパーデッキに76席の計428席あり、合計506席というまさに巨大旅客機であります。
今回僕に割り当てられたのはアッパーデッキのビジネスクラス27G席。だいたい機体のちょうど真ん中ぐらいに当たります。キャビンに入ってみます。
ビジネスクラスキャビンはシートが互い違いに並んで言わば「全席通路側」というか、どの席からでも隣席の人の前を横切らなくても通路に出ることができる「スタッガードシート」になっています。ブルーグレーのモケットにクリーム色のシートカバーや枕カバーは、機体が新しいこともあって機内をとても明るい感じにさせています。
隣席部分は全部テーブル。
隣席とかなり離れた席。
エコノミークラスはメインデッキは3×4×3の10アブレスト、アッパーデッキは2×4×2の8アブレストです。ビジネスクラスは1列4席ですが、互い違いの配置なのでスペースとしては2×4×2の区割りとなっているので、シート幅はそれほど広くは感じません。しかし、シートピッチは、エコノミークラスが32インチ(81cm)なのに対し、ファーストクラスは82インチ(208cm)、ビジネスクラスは77インチ(195cm)と超ワイド。ビジネスクラスでもフルフラットになるからなんですね。全体の感じとしては、以前乗ったエティハド航空のビジネスクラスに似た感じがします。
シート設備のご案内。
エティハド航空のパールビジネスクラスのシートは、同じスタッガードシートでも少しずつずれている配置だったのでシェルに囲まれている感じがしましたが、CZの場合は1席分完全に互い違いになっているので、片側は広いテーブルになっています。そのため、シートテーブルを引き出さなくても小物置きには不自由しませんし、両側の視界が広くききます。このテーブルの隅っこにはボトルラックがあり、ミネラルウオーターのペットボトルが標準装備されています。シート正面には15インチのディスプレイがあり、その下にコントローラーが埋め込まれています。
ミネラルウオーターが標準装備。
エコノミークラスのほうは団体ツアーもだいぶ乗ったようでアッパーデッキは満席状態のように見受けられましたが、ビジネスクラスのほうはざっと見回したところ、真ん中のキャビンの17番から29番までの52席に対して12人しか乗らず、ガラ空き状態。このキャビンは奇数列がC、D、G、H席、偶数列がA、E、F、K席となっていて、26K席が空いていたので僕はそこへ移動して窓際席をゲット。さあ、ドアクローズです。
▲後方からビジネスクラスキャビンを見渡す。15インチディスプレイが並んでます。