厳冬の青森へ雪かき帰省（その24；富山ブラック黒醤油らーめん）
▲ついに配膳完了！麺家いろはの「 2012年2月5日、富山で「富山ブラック」。
とろとろチャーシュー丼が最初に配膳されて少しのち、いよいよラーメンの配膳です。
「白えび塩らーめん」は、昆布じめや寿司ネタなどにも使われる高級珍味として知られる富山湾ならではの海の幸白エビの殻を乾燥させた「殻干し」からダシをとり、「甘く芳ばしい風味と磯の香りが活きたスープと熟成深層水麺で仕上げた」ラーメンだそうです。白エビの殻にタウリンが豊富に含まれているので、健康にもいいそうです。
スープは少しクリーム色に濁った感じ。でもとろみがあるわけではありません。トッピングにはとろとろチャーシュー、メンマ、海苔、そして刻みネギ。僕もスープを一口いただきましたが、白エビの風味、すなわち磯の香りがしっかりときいていて、一口と言わず全部飲み干したくなるおいしさでした。
白えび塩らーめん。
磯の香りがなんとも良い。 続いて、ついに「富山ブラック」登場！おお！黒い！まさに「ブラック」の名に恥じない真っ黒いスープの「富山黒醤油ラーメン」です。
同店のHPによれば、この黒醤油は「旨み成分を多く含み、塩分を控え目にするという独特の製法で造られた超濃厚な魚醤」「創業以来、この醤油を注ぎ足しながら使い、長い歳月をかけて熟成された秘伝の黒醤油。これに丸鶏の食肉スープと氷見煮干などの魚介スープを合わせて仕上げた」のだそうです。つまり、ダブルスープ。しかもスープをつくる水は、富山湾の海洋深層水を使うというこだわりよう。
スープ、真っ黒。 ではスープを一口……うん、ウマイ。真っ黒なので見た目は超しょっぱそうですが、実際は味はあっさり。でもダブルスープの複雑なコクも感じられます。青森なんかでこんなに黒い汁があれば、それは絶対に一口で脳卒中間違いなしのしょっぱさなので、こんな濃い色でこんなにあっさりした味にするというのはさすが西日本だなという気がします。
トッピングはとろとろチャーシューのほかに味玉子、メンマ、海苔、そして刻みネギ。その上にはブラックペッパーも振りかけてあります。麺は富山湾の海洋深層水で練り、じっくりと熟成させたもの。麺も黒醤油で黒く染まっています。麺も、ウマイ。あっという間に完食、完飲です。
麺も黒く染まってる。 サイドメニューももう一品。客の半数以上が注文すると言われる名物「いろは餃子」です。
「いろは餃子」の特徴は、焼き上がった餃子の上に刻みネギがたっぷりこんもり載っていること。餃子の餡は肉は控え目で野菜の比率を高め、ヘルシーで食べやすい味に仕上げたのだとか。
この餃子には食べ方があるらしいです。まず「焼きあがった餃子の上に刻みネギを盛る」、次に「タレとラー油を上からかける」、そして「ネギをこぼさずに一口で！」。スミマセン、このときはこの食べ方を知らなくて、普通にタレにつけて食べてしまいました(^_^ゝ。でもネギはたっぷり載せて食べたから間違いではないでしょう。ネギのシャキシャキ感とあいまって、すごくおいしい餃子でした！ああまた食べに行きたいな、「富山ブラック」！
名物「いろは餃子」。
▲こんもりと盛られた刻みネギが特徴。名物と言われるだけあるおいしいサイドメニュー。