毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

厳冬の青森へ雪かき帰省(その22;北陸も大雪)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013108.jpg ▲ピンぼけ御免。小松駅に到着した七尾からの854M。

 2012年2月3日、小松駅

 JAL1281便で羽田から小松空港の到着しました。定刻17:25の到着です。

 飛行機の中からではよくわかりませんでしたが、荷物を引き取ってターミナルの外に出てみると、外はけっこうな降りの雪です。北陸地方も今年は大雪と聞いていましたが、確かにけっこう降っている。ただ、気温が高いせいで雪は湿っていて重く、雨のように上からまっすぐに降っています。青森の雪のように「下から降る」という感じではなく、傘がないと身体が濡れてしまう雪です。

 17:40発の小松駅行きの連絡バスに間に合って乗ることができました。金沢駅行きの高速バスと同時発車で、途中まで一緒に走ります。

 小松駅に着いたのは17:52頃。計画どおり順調に進んでいます。次は小松18:05発の4027M特急「サンダーバード27号」に乗り継ぎます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013103.jpg 順調に小松駅へ到達。

 ところが、改札前に人だかりができています。大きな貼り紙には、大雪のため影響が出ている列車がずらりと書かれています。「サンダーバード」や「しらさぎ」を中心に、大幅な遅れや運休が出ている模様。これはヤバイ。

 しかし幸運なことに、他の「サンダーバード」とかは数時間遅れや運休が出まくりなのに、なぜか我が「サンダーバード27号」は10分程度の遅れで走っているらしい。よかった!高架の上にある小松駅のホームにも線路にも北陸の雪がしんしんと降っています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013059.jpg 小松駅に雪が降る。

 しばらくすると2番線に電車がやってきました。見慣れぬカラーリングです。見慣れぬというか、初めて見る姿。小松に18:01に到着する七尾からの普通列車854Mです。折り返し18:07発の七尾行き859Mになります。寒いホームで帰宅の足を待っていた大勢の人たちが到着客と入れ替わりに続々と乗り込みます。

 この415系電車のカラーリングは七尾線仕様なのでしょうか。3両編成の両端の車両はブルー系、中間車両はピンク系に塗り分けられています。金沢方の先頭車はクモハ415-810、ピンク系の中間車はモハ414-810でした。北陸を走る車両も多彩ですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013113.jpg ピンク系の415系中間車。

 「サンダーバード27号」は、定刻どおり走れば、小松発18:05で金沢着が18:21。金沢で7分停車し、その停車時間の間に、18:23発の1025M特急「はくたか25号」が先に発車します。そこで、僕の当初の計画は、少しでも早く目的地の富山に到着するために金沢で「はくたか25号」に乗り換えるつもりでした。

 JR西日本って、いろんな局面で不親切だなといつも感じるのですが、今回も、約10分遅れで「サンダーバード27号」に乗ったところ、金沢で「はくたか25号」に接続するかどうかの案内が一言もない。「はくたか25号」は越後湯沢で新幹線に接続しないと行けないから、遅れた列車は待たないかもしれないけれど、何も1時間も2時間も遅れてるわけじゃなし、10分かそこらの遅れで走っているのだから、もしかしたら接続するかもと思ってもおかしくないはず。それなのに一言の案内もないまま金沢到着。「はくたか25号」は待っていなかった。でもそれならそれで一言案内するのが乗客への配慮ではないのでしょうか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013119.jpg 雪をまとって終点富山到着。

 金沢で「はくたか25号」に乗り継げなかったので、僕はそのまま「サンダーバード27号」に乗り続け、終点富山まで行きました。金沢で7分停車のところをすぐに発車したので遅れは縮まり、結局3分遅れ程度の19:06に終点富山に到着しました。「サンダーバード27号」の車体にはシャーベット状の雪がこびりつき、冬の北陸路の厳しさを物語っていました。

 5番線には、国鉄色急行型デカ目が停車中。まだまだ現役で頑張っている嬉しい車両です。19:11発の金沢からの直江津行き普通列車559M。富山には18:55に到着して、「はくたか25号」に抜かれ、「サンダーバード27号」の到着を待ってから発車して行く列車です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819013128.jpg富山駅5番線で発車を待つ国鉄色急行型デカ目の559M。