厳冬の青森へ雪かき帰省(その15;うますぎる青森の刺身)
▲2月最初の日は青森市内で飲み会。プレモ、うまい。
2012年2月1日、刺身三昧。
この日はいったん友人とは別行動となり、夜7時に再び集合し、地元の友人も一人加えて、計3人で飲みに出かけました。飲み会の会場はワシントンホテルのお向かいあたりにある「美食居酒屋 志絵扶(しえふ)」。この店、僕の最近のひいきのお店です。とにかく何を食べてもウマイ!そして何を飲んでもウマイ!お酒の種類はかなーり豊富です。
というわけで、まずはプレミアムモルツから。突き出しはマグロ・ペーストのカナッペと、もう一つはなんだったかなあ……、地鶏シャモロックの煮込みみたいのだったかな(^^ゞ。
マグロのカナッペなど。
はるばるパプア・ニューギニアから来てくれた友人は千葉出身で今回は青森は初めてということなので、まずはウマイ刺身を食べてもらいます。まずはマグロ三種。大トロ、中トロ、赤身ですが、中トロでも一見大トロじゃないかと見まごうほどの脂のノリ。大トロなんて舌の上で本当に溶けてしまいます。たまらない逸品です。
マグロ三種。
赤身はさっぱりと。
サシが入った中トロ。
魚とは思えぬ脂のノリ。
続いて、これがまたウマイんですが、昆布で締めたタラの刺身。北日本の冬の魚と言えばその筆頭はタラですが、青森ではこれを「じゃっぱ汁」として食べることが多いです。「じゃっぱ汁」は津軽の冬の名物で、「じゃっぱ」とは「残飯」のことであることからもわかるように、タラをどこも捨てるところなく全部入れた鍋。津軽の人は冬はこれさえあればいいという人もいるくらい。でも、タラを刺身で食べるというのは僕もあまり経験がないですね。昆布締めの旬のタラ、しっかりした歯ごたえとねっとりとした昆布の粘りがなんともたまりません。
昆布締めのタラの刺身。
ねっとりとしたツヤ。
青森でよく食べる貝類と言えばなんと言ってもホタテですが、他によく食べる貝類として挙がるのは、ツブ貝。ごはんのおかず、酒の肴に、小さい頃から(酒の肴にしたのは小さい頃からじゃないけど(笑))しょっちゅう食卓に上がるので、日本全国どこでも普通に食べるものだと思っていたのですが、遠方から来られた方だとツブ貝と聞いてもぴんと来ないことが多いです。今回のパプア君もツブ貝のことは知らなかったみたい。寿司ネタとしても使われますが、刺身にして食べるツブ貝のこのコリコリした食感と言ったら、もしかしたらアワビなんかよりウマイんじゃないかな。
真ツブ貝の刺身。
コリコリした食感が最高。
そして青森にばんばん揚がる近海魚で僕が大好きなのは、ヒラメ。ヒラメと言うと高級魚のイメージがあり、東京あたりでは回転寿司なんかでも値段の高い皿に載ってるし、スーパーで見ても値段はけっこう高い。しかし、青森ではヒラメはとっても安いです。安い上にそこらへんの海で獲れるので新鮮この上なし。これまたちょっと固めのコリッとした食感と淡泊な味わいは実に上品。もちろんエンガワもウマイです。
近海もののヒラメ。
▲青森ではヒラメはたくさん揚がるので、市場ではかなり安くて、しかも新鮮で、ウマイっす。