毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

厳冬の青森へ雪かき帰省(その9;再び南八甲田へ)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819012303.jpg ▲大雪もなんのそので懸命に運行を続ける東北新幹線

 2012年1月31日、引き続き大雪。

 青森に旅行に来ていた富山の友人一家は、八食センター蔦温泉、そして青森の大雪を体験し、大いに満足して1月30日に帰途に就きましたが、蔦温泉からレンタカーで八戸市内まで戻ったときに本八戸駅みどりの窓口で聞いたらその日も寝台特急日本海」は運休が決まったということで、往復とも「日本海」に乗れなかったのは気の毒でした。一家は急遽仙台発富山行きの夜行バスを予約し、最終の「はやて」で仙台へと向かいました。

 翌1月31日は、今度は千葉から友人がやってきます。彼も寝台特急「あけぼの」で来るので新青森できで合流してという計画だったのですが、こちらも運休となったため、彼は東京発07:32の「はやて15号」で青森へ向かうことになりました。「はやて15号」の八戸着は10:41です。

 そこで僕も新青森発10:28の「はやて22号」で出発です。新青森駅周辺も雪は多く、ホームの端っこには屋根はあれども細かい雪が吹き込み、真っ白になっています。線路周りでは融雪のための散水機がフル稼働中。それでも新幹線は雪の少ない地方を走るのでまだ運行が確保されていますが、在来線のほうは不通発生に泣いています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819012310.jpg 散水器フル稼働中。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819012314.jpg ホームまで雪が吹き込む。

 「はやて22号」の八戸到着は10:57。改札口で友人と合流し、まずは100円バスで八食センターへ行って七厘村でランチ。僕は3日前に来たばかりですが、七厘村は何回来ても楽しい。

 ただ、この日のランチはあまりのんびりとはできません。七厘で焼いたものを大急ぎでたいらげて、八戸駅へ戻ります。コインロッカーに預けておいた荷物を引き取って西口へ抜けると、「はやぶさ」カラーのJRバスが停車しています。今回はこれに乗車です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819012317.jpg JRバス「おいらせ93号」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819012324.jpg 八戸は青空広がるいい天気。

 このバスは、八戸駅西口13:15発の十和田湖行き「おいらせ93号」。前々日に蔦温泉で「はやぶさ」カラーのJRバスは見かけましたが、実際に乗るのは初めてです。新車だけに気持ちよく、乗り心地もよさそうです。

 運転手さんが車体の周りを回って発車前の点検と整備をしています。発車時間が迫ってきましたが、乗客がやってくる気配はありません。冬の奥入瀬十和田湖が観光客誘致に不利なのはしかたないですが、それにしても、結局乗客は我々2人以外には誰も来ず、貸し切りバスと化して八戸駅を出発しました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819012328.jpg 新車のコクピット部。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819012332.jpg 結局他には乗客はナシ。

 その後も乗客が増えることはないまま、バスは安全運転で国道102号線を走ります。

 我々は今回、14:42着の十和田温泉郷で降りて、十和田湖方面からやってくる青森駅行きの「みずうみ705号」に乗り換えたいのですが、「みずうみ705号」の十和田温泉郷発が14:43と接続時間が1分しかないので、事前に案内所で乗換えが可能かどうか尋ねたところ、八戸で「おいらせ93号」に乗るときに運転手にその旨言えば無線で連絡を取り合って乗り継げるようにしてくれるとのことでした。

 そこで運転手さんにその旨告げたところ、あっさり「あい、わかりました~」とのことでした。ただ、八戸~十和田湖線のバスは「道の駅奥入瀬ろまんパーク」でトイレ休憩があるのですが、他に乗客がいないので、運転手さんが我々に「トイレ行きますか?行かなければ、乗換えもあるのですぐに発車したいんですが」と言うので、もちろんすぐに発車しました!

 バスは定刻どおりに、雪の降りしきる十和田湖温泉郷に到着しました。到着の少し前に運転手さんが無線で「みずうみ705号」の運転手さんを呼び出したところ、向こうもだいたい予定どおり走っていることがわかり、降り際に運転手さんが「次のバスはもうすぐ来るから」と言ってくれ、「おいらせ93号」は乗客ゼロになって走り去りました。

 数分後、「みずうみ705号」が十和田温泉郷バス停に到着。こちらは昔なつかしツバメマークの国鉄バス塗装のままの車体です。こちらにも乗客が乗っておらず、またも貸し切り状態で乗り継ぎ完了です!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819012338.jpg 十和田湖温泉郷バス停。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819012343.jpg十和田湖青森駅行き「みずうみ705号」はいつものカラーリングのJR東北バス。