毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

ニッポンの秋を探して(その11;サイクルトレイン)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818151510.jpg ▲「第6回さがのせき地域発見サイクリング」イベントに合わせて運転されたサイクルトレイン

 2011年11月5日、大分駅1番線。

 雨の大分市内を散策し、聖フランシスコ・ザビエル像と滝廉太郎終焉之地を参観したあとは、大分駅へ戻って1番線へと入りました。

 おや、1番線にはヘッドマークを付けた列車が停まっています。

 車両は415系Fo-6編成で、ヘッドマークはシンプルな図柄ですが、自転車のイラストと「Bicycle Friendly Town Oita City」という文字が入っています。到着したあとのようで先頭の行き先表示幕は「回送」になっていましたが、これはこの日大分~幸崎間で運転されたサイクルトレインのようです。

 これは、「第6回さがのせき地域発見サイクリング」の一環で、参加者は自転車を車内に持ち込んで幸崎まで行き、幸崎からサイクリングロードを佐賀関ふるさとまつり会場まで走るというイベントだったようです。車内を覗き込んでみたら、車内の床には自転車の固定器具が据え付けてありました。



 列車と自転車を組み合わせて旅を楽しむというのは、エコだし、いいアイディアですよね。旅を楽しむという目的だけではなく、買い物や通勤通学の利便性を高めて列車の利用を促進するという目的でも、最近自転車ごと乗車できる鉄道線は増えてるんじゃなかったでしたっけ?我が青森でも、確か弘南鉄道大鰐線がそうではなかったかな。一畑電車もそうですよね? 

 などと思っている間に、回送電車となったサイクルトレインが引き上げていきました。隣の2番線には16:45発の3048M特急「ソニック48号」が停車中です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818151526.jpg 右側には高架ホームが。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818151521.jpg 滝尾、古国府の標記はない。

 次に1番線に入線したのは16:42発の大分始発の佐伯行き普通列車1635M。815系の赤い車体が1番線に入りました。この日はNo-19編成が充てられています。ワンマン運転の2両編成です。車内はオールロングシート。これから臼杵までの約45分間、815系各駅停車オールロングシートの旅を楽しみます。土曜日を大分市内で過ごした人たちが帰宅する時間帯にかかりつつありますが、車内はそれほど混んでおらず、立ち客がほとんど出ない程度のまままもなく発車です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818151531.jpg ▲大分発佐伯行き普通列車1635M。815系2両編成。