ニッポンの秋を探して(その3;「はるか38号」は米原行き)
2011年11月4日、京都で猛ダッシュ。
まずは窓口で切符の購入。青森経由仙台までの乗車券を出してもらったり、関空から先の指定券をあれこれ注文したりでけっこう時間がかかったのですが、対応してくれた女性駅員さんがとても親切にしてくれて、マルスと悪戦苦闘しながら無事発券。時間もなんとか間に合って、逃すわけにはいかなかった19:16発の1038M特急「はるか38号」に乗ることができました。車両は281系です。
「はるか38号」。
今見ても新鮮なデザイン。
「はるか」に乗るのはなんと4年数ヶ月ぶり。前回は2007年の7月で、瀋陽から中国南方航空に乗って関空に着き、「はるか28号」に乗って京都まで出て、京都で4027M特急「サンダーバード27号」に乗り換えて富山まで行ったのでした(そのときの記事はコチラ)。それ以来の「はるか」はスマートな外観といい、「はるか」マークといい、シートカバーの鮮烈なイエローといい、かなり新鮮に目に映ります。
黄色いカバーが目に新鮮。
そんなに混んではいまいと思ったので、「はるか38号」は自由席にしました。1994年の運行開始時には全車指定席でしたが、1998年からは自由席車も設置されるようになりました。ただ、僕はそれ以降も指定席にしか乗ったことがなかったので、自由席に乗るのは今回が初めて。予想どおり空いていたので、余裕で席を確保できました。
この「はるか38号」は実は米原行き。車側の行き先表示の「京都・米原」と表示されます。米原まで足をのばす「はるか」は1日2本。そしてこの日は金曜日のせいか、新大阪や京都から仕事帰りのサラリーマンのみなさんを中心にけっこう人が乗り込んできて、かなり席が埋まりました。関空アクセス特急のもう一つの顔を見たような気がいたします。
この「はるか」は米原行き。
さて、この日の最終目的地は富山県の高岡なんですが、だとすると「はるか38号」を新大阪で降りて金沢行きの4043M特急「サンダーバード43号」に乗換え、金沢で15M特急「しらさぎ15号」に乗り換えるという行き方もあるのですが、僕が選んだルートは、「はるか38号」を京都で降りて「ひかり532号」に乗換え、米原で「しらさぎ15号」を捉まえるというルートです。
これだと、京都で在来線から新幹線への乗り換え時間が6分しかありませんが、京都駅ならば6分あれば新幹線に乗り換えられるし、新幹線から「しらさぎ」に乗り継げば乗割が効いて、「しらさぎ」の特急券が半額になります。おまけに新幹線の乗車区間が京都から米原なら隣駅特例で自由席なら新幹線特急料金が950円で済みます。京都で少々走るだけでこれだけおトクになるんだからそうしないわけにはいかない!(笑)
これだと、京都で在来線から新幹線への乗り換え時間が6分しかありませんが、京都駅ならば6分あれば新幹線に乗り換えられるし、新幹線から「しらさぎ」に乗り継げば乗割が効いて、「しらさぎ」の特急券が半額になります。おまけに新幹線の乗車区間が京都から米原なら隣駅特例で自由席なら新幹線特急料金が950円で済みます。京都で少々走るだけでこれだけおトクになるんだからそうしないわけにはいかない!(笑)
そんなわけで京都で少々猛ダッシュしてしまいましたが、結局余裕で乗換えを済ませることができ、米原駅までやってきました。「ひかり532号」の米原到着は20:58、「しらさぎ15号」は21:02着、21:05発というダイヤです。
なんとか米原に到達。
「しらさぎ15号」は名古屋が始発。「しらさぎ15号」は米原に21:02に着いて、21:05発車というダイヤです。名古屋からの「しらさぎ」はこれが最終で、金沢より先へ行く「しらさぎ」もこれが最終。しかも、あと2本残っている金沢止まりの「しらさぎ63号」と「しらさぎ65号」は金沢から先の接続がないので、米原方面から金沢から先富山まで行くためには、この「しらさぎ15号」が実質的な最終列車になります。
それと金曜日が重なったせいか、米原駅の「しらさぎ15号」のホームには列車到着前からどの乗車口もけっこうな行列。さっき関西空港駅で指定券をお願いしたら窓際は満席だと言われたのですが、米原駅のこの様子を見て納得です。
そうこうしているうちに「しらさぎ15号」が到着しました。3分の停車時間の間に進行方向を変えて乗務員が交代し、出発の準備です。長く延びていた乗客の列も車内に吸い込まれ、まもなく発車です!