ニッポンの秋を探して(その1;ジャンボ健在)
2011年11月4日、新しい旅のはじまり。
今日から新しい連載を始めます。久しぶりに新しい書庫を建てての連載です。
昨年11月、僕が日本でいちばん好きな祭りの一つ、大分臼杵の「竹宵」に、6年ぶりに行ってきました。今回の連載は、そのときの大分、熊本旅行を中心にした秋の帰国レポです。最後までごらんいただければさいわいです。
というわけで、連載第1回はいつもどおり北京空港からです。
いつもは朝8時台とか早い出発がほとんどの僕ですが、今回は午後の出発。12時に午前の仕事が終わって昼休みに入ると、午後休をとった僕は急いで帰宅して、着替えて荷物を持って、北京首都空港へと出発です。
この日の北京は曇り空。11月に入って、北京は冬への歩みを加速させているような感じです。前年は11月1日に初雪の大雪が降り、北京空港は完全なマヒ状態に陥りましたが、今回は雪の心配はまったくなさそうです。
午後の第3ターミナル、それほどの混雑は見られません。あっさりとチェックインとセキュリティチェック、出国審査を済ませ、搭乗待合室へと進みます。
そこで目に入ったのが、中国国際航空(CA)のジャンボ。日系航空会社はジャンボを次々と退役させているので、今や日本国内より海外のほうが目にする機会が多くなってしまったような気がします。
プッシュバック中。
このジャンボはどこ行きかなあ。今まさにプッシュバックが行われているところです。CAはまだまだB747-400をたくさん持っているので、ぱっと見ただけではどこ行きかわかりません。レジはB-2468をつけてます。
僕はCAのジャンボには、2009年から2010年にかけて国内線の北京~上海線で何度か乗りましたが、国際線はちょっと思い出せないくらい昔の話。まだダッシュ400が入ってないかすごく少なかった頃に香港~北京便でダッシュ100かダッシュ200かダッシュ300か(いいかげん(^^ゞ)に乗ったことがあったはず。いや、別に特に乗りたいわけじゃないんですけどね、CAに。
プッシュバック完了。
さて、自分が乗る便はというと、いましたいました、僕にしては珍しく青い飛行機です。しかも東京行きじゃなくて、関西行き。これはかなり珍しい。瀋陽に住んでいた時代は、瀋陽~東京便が少なかったので、1泊2日の弾丸帰国出張のときは初日か2日目のどちらかに関空便を使うことがありましたが、北京に来てからは今回が初めて。14:35発の関空行きNH160便です。
僕が北京に来たばかりの頃はJALの破綻前だったのでJALの関空便を飛ばしていましたが、その後撤退し、現在北京と大阪を結ぶ日系航空会社はANAだけ。しかもANAも機材を縮小し、今やANKのB737-700での運航です。ANAの国際線でこれだけ小さい機材に乗るのは初めてだな、たぶん。
▲今回の旅は、この北京発関空行きNH160便から始まります。