毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

初エティハドで秋のニッポン(その19;最終回)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819011645.jpgセントレア17番ゲートからEY889便の搭乗開始。今回はアップグレードはなしよ。

 2011年10月8日、日本を離れる。

 中部国際空港の「矢場とん」でわらじかつ定食を食べているワタシ、いいかげんにしないとマジで乗り遅れる。味わうのもそこそこにとにかく急いで平らげ、出国審査場へと向かいます。この時間帯は、もうあとEY889便と22:05発のホノルル行きJL084便しか残っていないので、出国審査場も混んではいないでしょう。

 思ったとおり、出国審査場も最後のセキュリティチェックもするするとクリアすることができ、なんとか間に合って17番ゲートへ到達できました。ゲート前には大勢の人々が集まって、今まさに搭乗開始になったところ。

 息を整えて、ぞろぞろと乗り込んでみたところ、確かに満席!多くが中国人のようですが、北京から来たときに比べると、日本人なんかもそれなりに乗っているようです。僕は中央列の通路側24番G席でしたが、隣席の日本人が広げていたパンフレットをちょっと覗き込んでみたら「セントレアから行くトルコ世界遺産の旅」と書いてありました。EYのアブダビ便が就航したことで、名古屋圏からアブダビ経由のトルコ旅行が実現したのですね。このツアーに行く日本人がけっこう乗っていたようです。

 さて、セントレアでどたばたし、到着後の北京でも位置が悪くて、せっかくの最終回(笑)なのに、EY889便の飛行機の写真が一枚もない。すみません(^^ゞ。席も窓際じゃなかったし、こうなったらもう機内食の写真だけでがまんしていただくしかありません(笑)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819011701.jpg というわけで機内食

 EY889便は定刻どおりセントレアを離陸し、まずは途中経由地の北京へ向かいます。今回のフライトには中国人クルーもいて、中国語のアナウンスもところどころ入りますが、基本はやはり英語と日本語、そいて時々アラビア語。エコノミークラスでも全席シートテレビがあるので、メッカの方向と距離もデフォルトで表示されてます。

 とにかく満席なので、機内サービスもなかなか回ってきません。エコノミークラスでも三つ折りのメニューがシートポケットに入っているので、これを眺めながらワゴンの到着を待ちます。

 メニューは英語、日本語、アラビア語の3カ国語で書いてあり、これまた中国語はナシ。洋食(アラカルト)と和食セットからチョイスができ、「すべてのお料理はハラール認定に従って調理されたものです」という注意書きはいかにもイスラム圏の航空会社らしい。

 メニューは、洋食(アラカルト)セットは「野菜のミックスサラダ」「鶏肉のグリル、トマト」「アルデンテパスタ オリーブ・ポモドーロソース、パルメザンチーズ」「中華風鶏肉 アジア風ヌードル、野菜のソテー」「マンゴプディング、マンゴークーリ」、和食セットは「スモークサーモン」「揚げ豆腐、ゆで卵、ブロッコリー、漬物」「シーフードの和風鍋 海老とホタテ貝、野菜ソース、里芋、御飯」「季節のフルーツ」という感じ。ドリンクはイスラム圏ながらアルコールも豊富で、赤白ワイン デュワーズ・ホワイトラベル(ウイスキー)、バカルディスペリオール(ラム)、ビーフィーター・ロンドン・ドライ(ジン)、アブソルート(ウオッカ)、ビールはカールズバーグ、フォスターズ、ハイネケンの3種。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819011655.jpg 和食セットの冷菜部分。

 僕はワゴンが来るまでに「どっちにしようかな~ これだけ満席だときっと和食はなくなっちゃうかも それなら洋食でもいっかー」などと考えていたのですが、いざワゴンが来て見ると、日本人客室常務さんから「申し訳ございません 和食しかなくなってしまったのですがよろしいでしょうか」と言われてしまった。和食のほうが残るとは意外。喜んで和食をいただきます。ドリンクはハイネケンで。お、和食セットにはデザートがわりかえびせんべいがついてます。これはおもしろい。

 さっき「わらじかつ定食」を食べたばかりですが、せっかくなので機内食も完食。中国系航空会社と違ってけっこうおいしいです。

 この日は、アブダビ発の時点でヘッドフォンの積み忘れがあったらしく、シートテレビは利用できませんというアナウンス。僕はシートテレビではいつも飛行情報とフライトマップしか見ないのでいいのですが、その他の乗客のみなさんは手持ちぶさたでしょうね。

 照明が落とされた機内で過ごすこと約3時間半。定刻より少々早く、日付の変わるちょっと前に北京空港に到着しました。北京で降りる人だけが降機し、アブダビまで乗り通す人は機内に残ったままです。見たところ、アブダビまで乗り通す人が意外と多い。日本人ツアーがけっこう入ってるからかな。

 深夜の北京空港ですぐにタクシーに乗れるかどうかちょっと心配でしたが、予想していたほどは待たずにタクシーに乗れて、午前1時には帰宅できました。これが僕の初エティハド搭乗レポ。いかがでしたか?アブダビまで行くのはたいへんだけど、名古屋~北京間だけなら気軽に利用できそうですから、みなさんもエティハド航空の旅、やってみませんか?ヽ(^。^)丿

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819011650.jpg ▲和食セットのメイン。味付けもよく、里芋がごろごろしてたりして、満足できた。