毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

初エティハドで秋のニッポン(その18;わらじかつ定食)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819011640.jpg ▲「みそか矢場とん中部国際空港店でむりやり食べた「わらじとんかつ」。

 2011年10月8日、ひさびさ「矢場とん」。

 高岡駅を16:23に発車する14M特急「しらさぎ14号」に乗り、北陸本線を南下します。一度「しらさぎ」で名古屋まで乗り通してみたいものだといつも思ってはいるのですが、今回もそのような時間はなく、米原で乗り換えます。「しらさぎ14号」の米原到着は18:44。新幹線ホームへ移動して18:54発の「ひかり528号」に乗ります。名古屋までだから自由席だけど、夕方の時間帯ということもあり自由席車は「ひかり」といえどもけっこう混んでます。

 名古屋到着は19:21。ここで乗り換えるのは名鉄名古屋発19:31の392レ特急中部国際空港行き。今まで何回もセントレアは利用していますが、これまでは全車特別車のホワイト+ブルーの2000系車両4両編成にしか乗ったことがありませんでした。ところが今回の392レは名鉄岐阜が始発のホワイト+レッドの2200系車両。6両編成で空港寄り2両が特別車。2200系初乗車となりました。

 2200系特急の特別車に乗ってセントレアまで行きます。全車特別車の2000系はミュースカイと呼ばれて金山、神宮前と停まったあとはセントレアまでノンストップですが、2200系特急のほうは太田川尾張横須賀、朝倉、新舞子常滑とわりとこまめに停車しながら、終点中部国際空港到着は20:06。ミュースカイはホームドアのあるミュースカイ専用ホーム1番線にしか着かないので、中部国際空港駅でしっかりと車両を眺めたことはありませんでしたが、2200系特急のほうはホームドアのない3番線に到着したので、車両を間近に見ることができました。隣の2番線に停まっているのは20:22発の8181F準急新可児行きかな。車両は5000系のようです。


 さて、とうとうセントレアまでやってきてしまいました。あとはエティハドに乗って北京へ戻るだけです。

 北京経由アブダビ行きEY889便は21:40発。カウンターに行ってみると、ギョ(+_+)。ものすごい人だかり。中国人団体観光客がカウンター前でひしめきあっています。カートに電気炊飯器を10個ぐらい積み上げてる人もいます。一人一人の荷物が多すぎて、なかなかチェックインが進まない。こんな感じになってるだろうと予想はしていたが、予想以上だ……(T_T)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819011617.jpg EY889便のカウンター。

 チェックインに想定以上に時間がかかり、来るときみたいなCクラスへのアップグレードもなく、へとへとになってようやくカウンターを離脱。もう疲れた。

 豊橋出身の同僚から「セントレアでは銭湯『フーの湯』に入り、食事は『まるは食堂』で『まるは定食』というコースがオススメ」と聞いてきたので、風呂に入る時間はないが、「まるは食堂」へ直行。
 しかし、この時間、ほとんどの店がもう店終い。ショック。チェックインで時間を取られすぎた。後悔。やむを得ず駆け込んだのがおなじみ「みそか矢場とん」。誰がなんと言おうと、僕は「矢場とん」のみそかつは好きである。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819011621.jpg ひさびさ「矢場とん」。

 EY889便の出発時間は21:40。今の時間はもう20時半過ぎ。まだ出国審査も済んでない。こんなところでみそかつなんぞ食べてる場合ではないのではなかろうか。乗り遅れたら目も当てられない。
 しかし「まるは食堂」を逃したショックは大きく、何か食べずにセントレアを離れるなんてもう考えられない。何がなんでも何か食べる。そう決心した。……というところで「わらじとんかつ定食」到着。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819011626.jpg わらじとんかつ定食。

 おおお、この色、この大きさ。北京へ戻ったら食べたくても食べられないんだから、飛行機乗り遅れてでも食べたほうがいい(笑)。

 みそかつのことは全然詳しくないけれど、「矢場とん」のみそはどろりとしているのではなく、ゆるくてさらりとしている感じ。そのレシピは門外不出だけれど、一年半熟成させた天然醸造の豆味噌を使用し、毎日使う分だけ限られた職人の手によって、創業当時そのままの味を守りながら時間をかけて丁寧に作られるオリジナルなのだとか。そしてわらじかつは普通のロースかつのほぼ倍の大きさ。あんまり味わって食べてる時間がないけれど、とにかくいただきます。がつがつ食べます、がつがつ!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819011634.jpg 揚げたてあつあつ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819011630.jpg ▲さらりタイプのみそのよう。みそにどっぷり浸して出すという食べ方はやはり東海ならではか。