初エティハドで秋のニッポン(その1;エティハド航空初搭乗)
▲北京空港で出発を待つエティハド航空EY888便名古屋中部行き。初めて見た。
今日から新しい連載を始めます。今年10月の中国の国慶節(建国記念日)の連休を利用して帰国したときのレポートです。最近時間節約のため国内でも飛行機を使うことが多く、連載記事も飛行機ネタが多くなってしまってますがそこはどうかご理解のほどを!m(_ _)m
では2011年10月1日、また北京空港からスタートです。
中国は今年は10月1日から10月8日までが国慶節の連休でした。僕もこれに合わせて帰国しようと決めたのが9月20日頃だったので、チケットを買おうとしたら、日本便は軒並み満席。東日本大震災の影響からようやく脱して、日本へ行く中国人観光客がかなり戻ってきたようです。
それはいいことなのですが、自分のチケットが手配できなきゃしょうがない。北京発東京便と大阪便はほぼ全滅で、わずかに残る空席もノーマル運賃しかなくて、往復で16,000元(20万円弱)もします。これじゃとてもムリ。試しに名古屋便を見てみたら、中国国際航空と中国東方航空は空席はあるもやっぱり高いものしかなく、とても手が出ません。そんな中、なぜかなぜかなぜか、エティハド航空の名古屋便が3,900元で出ています。えっ、えっ、えっ、どうしてこれだけ安いの?と不思議に思ってる場合じゃない。即予約。買えました。破格です。この時期に往復3,900元、安すぎます。
そんなわけで、確か今年3月に就航したエティハド航空のアブダビ-北京-名古屋便、就航当初はたぶん航空協定上の以遠権の問題で北京-名古屋間だけの利用はできませんでしたが、夏前ぐらいから利用できるようになり、いい時間帯に北京-名古屋線を飛ぶフライトができて喜んでいたところです。今回はこのエティハド航空に初搭乗です!
というわけで10月1日の朝、北京空港へ行ってみると、エティハドのカウンターは黒山の人だかり。中国人がわんさと詰めかけて長蛇の列です。やっと僕の番になって「窓側お願いします」と言ったら「窓側ありません」。「じゃ通路側」「今日は人が多すぎるんで通路側も空いてるかどうか……あ、あった。通路側ですね、はい」……ああ、むちゃくちゃ混んでるらしい……(T_T)。
かなりの時間をかけて21G席のボーディングパスをもらい、まずは北京首都空港第3ターミナルのバーガーキングでひとやすみです。見慣れないボーディングパスが新鮮です。裏面には「essential abu dhabi」とカラフルに印字され、アブダビ観光案内ページへのリンクがPRされてます。
朝食はいつものバーキン。
初めて手にしたEYのパス。
裏面はessential abu dhabi。
さて、おなかもいっぱいになったので出国審査を受けてゲートへ前進。おっと、しかしゲートにはまだ飛行機がいない。アブダビからの到着が遅れているのでしょうか。
ターミナル内をぶらぶらして戻ってみると、ようやく飛行機がブリッジに付いていました。アブダビから飛んできたEY888便名古屋行きです。アブダビを前夜の21:30に出発し、北京には翌朝の08:50に到着します。北京発は09:50で名古屋中部着は13:45というスケジュールです。
EY888便スポットイン。
どうも逆光でよく見えん。
エティハド航空は、最近飛ぶ鳥を落とす勢いの中東三大エアライン(エミレーツ、クエート、エティハド)の一つとして日本に殴り込みをかけ、現在成田便と名古屋中部便が週5便ずつ飛んでいます。成田便は機材がA340-500でアブダビからノンストップですが、名古屋便は機材がB777-200で北京経由。おそらくアブダビ-北京間の輸送がメインで、北京-名古屋はおまけみたいなものだから乗客も少なく、知名度も低く、だから国慶節期間中なのに安いままだったのではないでしょうか。しかしこの日は超満席が予定されています。
機材の到着が少々遅れたためか、北京からの搭乗クルーもゲート前に集まって待っています。中東系航空会社の客室乗務員を近くで見るのは初めてですが、女性はグレーのかちっとしたスーツ、男性はクリーム色のジャケットで、かっこいいです。そしてなんと言っても女性のグレーの帽子と、帽子から顔の右側へ下ろしてそれから首に巻いたクリーム色のスカーフが特徴的です。これ、現地ではなんていうんでしょうかね?
▲この日のEY888便のクルーのみなさん。右端の女性は日本人です。