9月、台風、飛行機旅(その5;北陸新幹線の高架に沿って)
▲終点越後湯沢に到着した特急「はくたか5号」。
2011年9月4日、「日本海」運休につき。
前夜に指定券をすんなり購入することができたのですが、確かに車内はかなりすいていました。平日ならビジネスマンが多く乗っていてもよさそうな時間帯ですが、日曜日だし、学校の夏休みはもう終わったので、需要はそれほどでもないのでしょう。泊を過ぎたあたりから左側の車窓には日本海が広がりますが、台風12号の影響なのかどんよりと厚い雲がたちこめ、陰鬱な雰囲気です。
厚い雲の下の日本海。
このあたりを走っていると、建設中の北陸新幹線の高架とずっと寄り添うようになります。架線柱はまだ立っていませんが、橋脚や防音壁など高架の主たる部分はほぼ完成したように見受けられます。金沢までの開業は2014年度末が予定されてますから、けっこうすぐの話です。新潟、富山、石川3県では並行在来線問題が議論されていますが、第3セクター化は決定されており、おそらく開業とともに「はくたか」も姿を消す運命なのでしょう。
糸魚川の手前あたり。
できつつある新幹線高架。
時間帯のせいなのか、スキーシーズンではないからなのか、基本的に在来線との乗り継ぎ客しか利用しないからなのか、越後湯沢駅の新幹線ホームは妙にひっそり。ここからは11:04発の「とき320号」に乗ります。200系です。越後湯沢を出ると大宮までノンストップで、大宮着11:54。50分しかかからないんだな。速いな。
「はくたか5号」終点到着。
妙にひっそりの新幹線ホーム。
「とき320号」は200系。
大宮で東北新幹線に乗り継ぐのですが、「はやて・こまち165号」の発車時間は「とき320号」の到着時間と同じなので、乗り継げません。3分ずらしてくれれば乗り継げるのに……と思ってもしょうがない。まだ震災特別ダイヤ実施中ですから……。
というわけで大宮では1時間後の12:54発の「はやて・こまち167号」まで待たなければならないので、その時間を利用して大宮駅東口から徒歩2分の「麺処一寸道」で「春 激辛・一寸道つけ麺」をランチに食べたという話は既にコチラの記事でご紹介済みです。
激辛・一寸道つけ麺。
おなかもいっぱいになったところで、大宮から再び移動を続けます。12:54発の新青森・秋田行き「はやて・こまち165号」です。
9月22日までは震災特別ダイヤでしたので徐行区間があり、仙台で7分、盛岡で9分停車するなどの時間調整もあり、盛岡からは各駅に停車して、終点新青森着は16:33。この列車の東京から所要時間は4時間05分です。朝小杉を出てからだいたい8時間。北東北と北陸って、心理的にも遠いけど、実際移動してみてもやっぱり遠い。いちばん便利なのはやはり寝台特急「日本海」で行き来することなんだけど、それが来春廃止だなんて……(T_T)。
残暑厳しい大宮に接近中。
▲「はやて・こまち167号」、大宮駅に到着。震災特別ダイヤはこのときまだ継続中。