6年ぶりのねぶた帰省(その23;最終回)
2011年8月14日、天候不良。
たまたまその時期に帰省する用事があったおかげで6年ぶりにねぶた祭りに参加できた今年の夏。そのレポートをまたまた長々とお伝えしてきましたが、ようやく今回が最終回です。
小松からのIBX018/ANA3118便から慌ただしく乗り継いだ成田18:15発の北京行きJL869便ですが、搭乗ゲートでちょっとした心配事が発生。搭乗開始時間が近づいてくると、「北京首都空港周辺の悪天候のため、北京に着陸できなかった場合には、ソウルへ目的地を変更するか、日本へ引き返すこともあります」とのアナウンスが。げっっ。確かに今年の北京の夏は、日本に負けず劣らずステルス豪雨が多く、空港が閉鎖になることもよくあるのですが、まさか今夜もそんな悪天候とは……
そんな不安を抱きつつ、日本のほうは天気は良好なので、とりあえず定刻で出発したことは前回の記事のとおりです。あかね色に染まる夕空と雲の上にシルエットのごとく浮かび上がる富士山がだんだんと遠ざかっていきます。
遠ざかりゆく富士山。
さて、機内食。
7月4日に羽田発北京行きJAL023便に乗った時に初めて「空弁」機内食を体験し、今回もそうかなあと思っていたらば案の定、前回と同じ「JAL空弁”遊食楽園”『華いろ松花堂御膳シリーズ』」が配膳されました。前回はブルーの掛紙で正方形でしたが、今回はグリーンの掛紙で長方形です。「シリーズ」というぐらいですから、メニューもいろいろあるのでしょう。
また「空弁」機内食。
リンゴのソルベが付いてきたのは前回と同じですが、それ以外はけっこう違います。
まず第一に、前回は正方形で、3×3の9種類おかずがあったのに、今回は2×4の長方形でおかずは8種類。ごはんはゆかり入りの俵ごはんだったのが、今回は、なんでしょう、もっと普通のふりかけ入り?の俵ごはん。前回は朝便だったのに9種類もおかずがあったのに、今回は夕食の時間帯なのに8種類とは!だいたいこの時間帯にこれだけでは、かなり物足りないと思う人もいるのでは。特に僕は今回、時間の余裕がなくて空港で事前に食事をしたり食べ物を調達したりすることができなかったので、けっこうきついです。
いちおうおかずをご紹介しますと、「牛蒡と蒟蒻のピリ辛炒め」「若鶏唐揚げの中華風ソース」「切り干し大根田舎煮 花蒲鉾」「おかあはんの煮物」「二色海老団子 甘味噌ソース」「昆布巻き 千草玉子」「お惣菜屋さんのマカロニサラダ」、そして「青紫蘇胡瓜漬」です。一つ一つは少ないながらも色とりどりで、酒のつまみとしてちびちびやるならけっこういけるんですけどね。
ふりかけ混じりの俵ごはん。
北京の空港周辺の天気はどうでしょうか。日本へ引き返すことになったらそれはそれでおもしろいなあとちらっと思ってみましたが(^_^ゝ、残念ながら、なんの問題もなく、すんなりと着陸してしまいました。
しかし、着陸してみると、確かに北京空港はいかにも大雨が降ったあとの様相。いやー、ちょうど雨が止んでるときに降りられてよかったよかった……と喜んだのもつかの間、実はこのあとはたいへんだったんですよ。
僕の乗った便が到着する前はやはりかなりの大雨で空港が一時的に閉鎖されたらしく、到着を待たされていた便が続々到着したせいか人があふれていて、タクシー乗り場は超長蛇の列。しかし、時間は既に夜10時近くで、いったん雨が降ると市内であっても極端にタクシーが拾えなくなるぐらいなので、空港に来ているタクシーもめっきり少なく、タクシー待ちの列がちっとも縮まらない。おまけに、待っている間にまた激しい雨が!
そんなこんなで、北京へ無事戻ってはきたものの、空港からの帰宅に思いっきり時間をとられてしまいました。北京首都空港、世界一広いらしいですが、ちょっとした雨や雪や風でもすぐ閉鎖になり、うまくリカバリーできず大混乱と大混雑をしょっちゅうもたらしていて、やっぱりまだまだだなっていつも思います……。
北京には無事到着。
▲無事到着したものの、このあとがひどかった。北京空港、まだまだやな。