6年ぶりのねぶた帰省(その15;長岡行きの特急「はくたか」)
2011年8月7日、681系で長岡まで行く。
お腹もくちくなって、これから富山発13:50の1015M特急「はくたか15号」に乗るのですが、この日は一つ問題が起きていました。
7月30日に福島県、新潟県域で発生した豪雨による不通区間発生のため、「はくたか」が長岡発着になっていて、「はくたか」と上越新幹線の乗り継ぎは長岡駅で行われるようになっていたのです。この日の切符は前日に富山駅のみどりの窓口で購入したのですが、「はくたか」で長岡までの発券をすることができないらしく、なんか不思議な切符になってしまいました。
2枚セットでホチキスで綴じられていて、1枚は「はくたか15号」の席番が指定された富山から直江津までの指定券で、料金は記載されておらず、もう1枚のほうは、席番はなく、料金は記されていて、「指定券発行」「お席の指定を受けていない区間は、自由席にお乗りください」という注意書きがある富山から長岡までの「特急券」。これには「北越9号乗車」とあり、「北越9号」の部分を線で消して手書きで「はくたか15」と修正してあります。この2枚がセットなって、「はくたか15号」の指定券のほうで指定された席番のまま長岡まで行けるのだそうです。さっぱり意味がわからんなあ。
直江津までの指定券。
富山を発車すると車内放送があり、水害の影響で長岡行きとして運転されていることを告げたあと、停車駅と到着時刻の案内がありました。「はくたか15号」は富山を出ると、魚津、黒部、糸魚川、直江津、越後湯沢と停車しますが、車内放送は、直江津の到着時刻を告げると、「直江津から先は直江津到着後にご案内いたします」で終わってしまった。
そりゃあないでしょう。「はくたか」が普段は行かない長岡に到着する時刻と、上越新幹線のどの列車に乗り継げるのかを、乗客は気にしているし、知りたいのです。なのに、他社のことは知りませんとばかりに、鉄道の運行で最もだいじな時刻を知らせないとはいかがなものか。いくらJR東日本エリアで起きた水害の不通とは言え、JR西日本エリアを走っているうちは知らぬ存ぜぬでは通らないでしょう。
直江津を発車し、乗務員がJR東日本所属に交代したら、突然案内が詳しくなりました。長岡には何時に着くか、越後湯沢乗換えの切符を持っている人も長岡でそのまま乗り継げること、越後湯沢乗換えの場合には乗れたはずの「Maxとき332号」には接続せず、一本あとの「Maxとき334号」になってしまうこと、そのお詫び等々が次々と車内放送で流れます。どうしてそれだけの情報をJR西日本エリアを走っているときにJR西日本の乗務員は案内できないのだ。
などと憤っている間に、「はくたか15号」は終点長岡に到着しました。本来ならば越後湯沢に15:56に到着予定のところ、長岡には15:57頃到着しました。
長岡駅のホームに681系の車両が入るのは、やっぱりめったにあることではないのでしょうなあ。「長岡」という行き先表示も珍しいでしょう。災害のせいとは言え、珍しい体験をしたなと思いつつ、長岡発16:11の「Maxとき334号」へ乗り継ぎます。
終点長岡到着。