アジサイの咲く頃に(青森帰省レポその42;霧の青森空港)
▲青森発羽田行き最終便JAL1210便、出発に向けて荷物積み込み中。
2011年7月1日、霧の青森空港。
さて、実家であれやこれやと過ごしているうちに7月になりました。
7月1日のこの日は、東京から友人夫婦が遊びに来てくれることになっています。1日は金曜日なので、仕事が終わったあと羽田発の最終便に乗って来て、日曜日まで2泊3日の予定です。
7月1日のこの日は、東京から友人夫婦が遊びに来てくれることになっています。1日は金曜日なので、仕事が終わったあと羽田発の最終便に乗って来て、日曜日まで2泊3日の予定です。
そこで僕は青森空港まで出迎えに行きます。
もう7月ですが、下界もなんとなくひんやり。高台にある青森空港はもっとひんやりです。出迎え便の到着にはまだ時間があるので展望デッキで過ごしますが、半袖だとひんやりしすぎて体が冷えそうなくらいです。
ブリッジにはJALの飛行機が一機到着しています。JAL1209便の折り返しの20:35発羽田行きJAL1210便です。
機材はB737-800。
青森発羽田行きの最終便になるJAL1210便はJEXによる運航で、機材はB737-800です。平日の最終便なので、ビジネス客を中心にきっと満席なことでしょう。
と、この頃から、周囲に霧が立ちこめてきました。おっと、こりゃちょっとまずいよ。
霧は次から次へと湧き上がっては空港内へ流れ込み、エプロンを照らす照明も、スモークをかけたステージを照らすスポットライトのようになってまいりました。
そんな中でプッシュバックを始めた羽田行きJAL1210便、エプロンの照明から遠ざかると、霧にかきけされそうなほどです。それでもなんとかJAL1210便はRWY24から離陸していきました。
霧が出てきた。
霧に包まれつつPushback。
JAL1210便が飛び立ったあと、霧はますます濃くなってきました。僕が迎えようとしている羽田からのJAL1211便は無事に着陸してくれるでしょうか。
青森空港は長い間霧や降雪の視界不良に泣かされてきた空港です。青森市や弘前、黒石など空港周辺は晴れているのに、空港の部分にだけ霧が立ちこめるという困った地形らしく、僕もかつて3回着陸をトライしても下りられず結局羽田へ引き返しになったことがあります。今は日本国内でも6カ所の空港にしか設置されていないというCATⅢが運用されるようになったので、就航率はぐんと上がりました。この霧でもたぶん問題なく着陸するでしょう。
そうはわかっていても、徐々に濃くなる霧の流れるのを見ているとやっぱり不安になります。
しかし、そんな心配は無用!JAL1211便は、なにしろ霧が濃いので明かりも見えず、音もあまり気づかせずに、静かに下りてきてくれました。よかったー。ほっとした。
JAL1211便はMD-90での運航。さっきまでJAL1210便のB737-800が停まっていたスポットにゆっくりと近づいてきて、スポットイン!それを展望デッキでずっと眺めていた僕は、霧のせいで全身がしっとりと湿ったようになってしまいましたが。
JAL1211便、無事到着。
▲JAL1211便はMD-90での運航。無事スポットインしてブリッジが近づいていきます。