毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

アジサイの咲く頃に(青森帰省レポその39;東急7700系)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819003423.jpg ▲ホームで発車を待つ12:18発十和田市行き13レ。

 2011年6月29日、いよいよ乗ります「とうてつ」。

 十和田観光電鉄、愛称「とうてつ」の三沢駅舎内にあるうどんそば屋でランチをしつつ電車の時間を待ちます。次の電車は12:18発の13レです。

 とうてつ三沢駅の駅舎は細長く、コンクリートがうちっぱなしの通路(というか待合室というか)は幅が狭く、まるで洞窟のようです。洞窟の出口のような更に狭まった改札口の向こうにはホームが続いていて、電車が停まっているのが見えます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819003414.jpg ごたごたした感じがいい。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819003409.jpg 洞窟のような改札の向こう。

 12時を回ってぼちぼち改札が始まります。自動券売機で切符を買い、ホームへ出ます。

 ホームはいちおう1面2線で、ホームが駅舎の改札口から続いて延びているので線路は駅舎にぶつかる形で行き止まりになっています。改札からホームに出てから振り返ると、改札上の天井にも駅名標が吊してあります。この駅名標には漢字表記がなく、白地に黒文字で「みさわ」「MISAWA」と記してあるだけなのがいかにも昔ながらって感じです。

 一方、青い森鉄道線寄りの線路脇にはコンクリートだかプレハブだかの屏がめぐらしてあって、その屏に掲げた駅名標はたぶん各駅共通のデザインで、漢字表記も隣駅の案内も記載されています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819003428.jpg 振り返れば改札口と車止め。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819003437.jpg 屏の向こうは青い森鉄道線

 ホームに出て右側、県道十和田三沢線側に、12:18発の13レが停車中です。もうちょっと駅舎に近いところまで来て停まってくれてもいいのになと思うぐらい、ちょっと離れたところに停まっています。せっかくホームには屋根がついているのに、屋根にかかっているのは2両編成のうち駅舎寄りの1両だけ。2両とも屋根にかかるように、もう1両分手前まで来て停めるべきではなかろうか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819003418.jpg もうちょい手前まで来て。

 13レに使用されている車両は7700系。このステンレスの車体を見れば一目瞭然、東急から譲渡された7700系車両です。2両編成での運行向けに改造し、モハ7700+クハ7900が基本編成になってます。もちろんワンマン運転で、僕が乗った13レの三沢寄りは「7703」号機でした。

 フロントガラスには「がんばろう!東北」のステッカーが貼られ、「とうてつ」も復興への思いを伝えています。ドア脇には十和田観光電鉄のマークが朱色で入っています。「十和田」の「十」の字を徹底的に活用してデザインしたマークのようですね(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819003442.jpg ドア脇にとうてつマーク。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819003432.jpg ▲発車を待つ13レは東急から譲渡された7700系車両で運転です。