毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

アジサイの咲く頃に(青森帰省レポその37;青い森一色)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819003306.jpg青森駅1番線の駅名標青い森鉄道カラーオンリー。

 2011年6月29日、青い森701系

 東北新幹線全線開業に伴って青森県内のJR東北本線が全て第三セクター青い森鉄道に移管されてから、青森駅1/2番線ホームは原則青い森鉄道専用ホームになったわけですが、それを象徴するように、1/2番線ホームの天井に吊してある駅名標は、すっかり青い森鉄道カラーになっています。

 2番線側はそれでもJR東日本の路線を表す緑色の矢印が分かれていて「新青森」も表示されていますが、1番線側は緑の矢印はなし。青い森鉄道のコーポレートカラーの薄い水色の矢印だけが真一文字に描かれていて、隣駅は「東青森」だけであります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819003302.jpg 2番線側にはJR線も。

 青森駅1番線から10:20発の5552M快速浅虫温泉行きが発車して行き、それからしばらく待つと、東青森方の側線で待機していた次の列車がゆっくりと入線してきました。こちらはJR時代の701系電車のカラーリングのままですね。顔の上部に「青い森鉄道」という文字が入り、ところどころにモーリーのイラストシールが貼ることで青い森鉄道の車両になったことが示されているだけです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819003313.jpg ほぼJR時代のままの701系

 この列車は、10:42発の八戸行き普通列車568Mです。久しぶりに青い森鉄道に乗って出発してみましょう。

 ラッシュの時間帯をとうに過ぎた平日の午前中、車内は空いています。3扉オールロングシートの車内に入って腰掛けると、JR時代と少しも変わらないような気がしますが、ドア上にある路線案内図を見ると、青い森鉄道線青森~目時間だけの駅がコーポレートカラーと大きな文字で記されていて、目時から先のIGRいわて銀河鉄道線は小さい文字で駅名が記されているだけ、JR奥羽本線大湊線八戸線津軽線に至っては駅名の記載もなくおまけ程度に描かれているだけで、あ、この列車は八戸行きだけど青い森鉄道の列車なんだなと認識せざるを得なくなってます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819003318.jpg 車内の路線案内図。

 50系客車時代に比べて、701系になって格段に向上したのはなんと言っても速度。旧東北本線は線路は高速対応で敷かれているし、青森のような田舎では駅間が長いので、701系は惜しみなくその俊足ぶりを発揮します。おまけに優等列車が走っていないので、追い越し待ちなどの長い停車時間もなく、今回の下車駅の三沢まで69分で走ってしまいます。たいしたもんです。

 そんなわけで11:51、三沢到着。僕はここで下車です。走り去る568Mを見送って、橋上駅舎へとホームの階段を上ります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819003324.jpg三沢駅に到着した八戸行き普通列車568M。