アジサイの咲く頃に（青森帰省レポその36；長い「あすなろ」）

▲青い森鉄道カラーの青い森701系。今や青森駅のヌシになったかな？

　2011年6月29日、決め手は、青森県産！

　さて、新生「つがる」E751系三連発をお届けしたあとは、青森駅1/2番線ホームへ下りてみます。

　1番線にはそういうわけで10:20発の5552M快速浅虫温泉行きE751系4両編成が停車中ですが、2番線のほうに停まっているのは、青い森701系の2両編成。10:10に到着した八戸からの快速503Mです。行き先表示LEDは既に「回送」の表示に変わっています。

　この編成、ボディのマーキングはコーポレートカラーの薄い水色を使った青い森鉄道独自のもので、しかも側面には広告ラッピングもでかでかと入っています。「決め手は、青森県産。」「青森　食のエリア」などという文字が躍っています。

　青い森鉄道のキャラクター・モーリーの他に描かれているのは「決め手くん」。特技は青森県産品に勝ち名乗りをあげることで、口癖は「決め手は、青森県産！」 。2006年から、青森県産品の売り込みに活躍していて、全国巡業にもついてまわっているとか。青森県産品、よろしくお願いしまっす！

決め手くん活躍中。

　3番線で青い森701系と肩を並べているのは、HB-E300系気動車「リゾートあすなろ」です。

　「リゾートあすなろ」は、東北新幹線全線開業を機に青森地区へ投入されたリゾート列車。なにがどうハイブリッドなんだか今もよくわからんけど（笑）とにかくハイブリッドな新型車両HB-E300系気動車を投入して走り始め、「リゾートしらかみ」とともに青森の汽車旅に花を添えています。

青い森とあすなろが並んだ。

　「リゾートあすなろ」は快速列車として「リゾートあすなろ津軽号」と「リゾートあすなろ下北号」で新青森と大湊・蟹田を結んでいます。いずれもHB-E300系気動車の2両編成で、僕も今までこの2両編成は何度か見かけていました。

　しかし、この日3番線に入っている「リゾートあすなろ」は2両編成×2の4両編成。これは初めてお目にかかります。

　時間帯からして、この4両編成「リゾートあすなろ」は、新青森発10:44の8331D快速「リゾートあすなろ津軽1号」と「リゾートあすなろ下北1号」の回送送り込みだと思われます。この8331Dのみ、新青森～青森間は「リゾートあすなろ津軽1号」と「リゾートあすなろ下北1号」の併結運転を行うので、このときだけ4両編成になるのです。2両編成しか見慣れていないので、4両編成になるとけっこう堂々としてていいですね。

2両編成どうしの連結部。

　この回送送り込みは、10:29着の弘前からの普通列車641Mが到着したら新青森駅へ向けて出て行くのではないかと思うのだけど、どうでしょう。この日は確認できなかった。「リゾートあすなろ」、まだ未乗なので、そろそろ乗ってみたいですね。「リゾートあすなろ津軽号」、蟹田止まりじゃなくて三厩まで行く今日にならないもんでしょうか。

▲これから新青森駅へ回送送り込みされる4両編成の「リゾートあすなろ」。