毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

アジサイの咲く頃に(青森帰省レポその26;「はやぶさ」完乗)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002450.jpg ▲「はやぶさグランクラスで供される洋軽食。

 2011年6月24日、ついに完乗。

 7月9日以前は、一ノ関あたりから福島あたりまでの区間で徐行運転が行われていた東北新幹線、この区間では、俊足を誇る「はやぶさ」もゆっくりとしか走れません。できるだけ長くグランクラスに乗っていたい僕としては、この徐行はありがたいことですが……

 グランクラス車内の照明は、窓周りの間接照明や少なめの天井の照明によって暗めに保たれ、眠りに誘い込まれそうな心地よさです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002441.jpg なんとも心地よい照明。

 仙台には18:17に到着。新青森からジャスト2時間です。「はやて」ならば仙台でごっそり乗客が入れ替わるのが常ですが、この日の満席のグランクラスは、1人だけが入れ替わっただけで、あとは全員首都圏まで乗り通すようです。

 仙台を発車すると、グランクラスアテンダントさんが、軽食を持ってきてよいか、飲み物は何にするかと尋ねに来てくれました。抜かりのない細やかなサービスだなあ。

 僕が選んだのは洋軽食。コーヒー、おしぼりと一緒にトレーに載って、洋軽食のボックスがデリバリーされました。ボックスを開けてすぐに上に載っているグランクラス・マーク入りの紙は、裏がお品書きになっています。この日は春夏シーズンの洋軽食で、サンドイッチはハムチーズ・キャベツのコールスロー(レモン風味)とポテトサラダ&ブロッコリー、付け合わせは岩手県産菜彩鶏を使ったスパイスが効いたレモンペッパーチキン、バターポテトのトマトソースがけ、そしてフルーツです。小腹が空いたときにちょうどいいぐらいの量でしょうか。どれもとてもおいしくいただきました。フルに食事したい人には足りない感じですが、その場合はアテンダントさんに頼んで車販搭載の駅弁を購入して食べるのがよいでしょう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002445.jpg 軽食の時間です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002456.jpg どれもおいしかった♪

 外はとっぷりと暮れ、「はやぶさ506号」は闇を疾走。しかし首都圏に入って、車窓に映る街の明かりはずいぶんと増えてきました。

 大宮到着は19:59。さすがのグランクラスからも下車する人がいます。そしてもう25分かけて、「はやぶさ506号」は、上野には停車せず、終点東京に定刻20:24に到着しました。10号車のデッキにはグランクラスアテンダントさんが立って、乗客が降りるのを一人一人見送ります。アテンダントさんとの記念のツーショットをお願いしている人もいました。


 ホームに降りると、妙に人が多い。というか、なんか大混雑。なんでこんなに人が多いんだと思って周りを見回すと、大勢の人たちが「はやぶさ」を取り巻いて記念撮影中。それだけじゃなく、今到着した「はやぶさ506号」は、車内整備ののち、20:36発の仙台行き「はやぶさ505号」として折り返していくので、その乗車待ちの行列が長くできていたのでした。「はやぶさ」人気、たいしたもんです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002510.jpgはやぶさ」にもこのマーク。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002504.jpg ▲「はやぶさ506号」が到着したホームは大勢の人でごった返してて写真なんか撮ってられん。