毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

アジサイの咲く頃に(青森帰省レポその25;AOMORI CIDRE)

イメージ 5 ▲グランクラス・マーク入りのグラスで供される青森シードル。

 2011年6月24日、くつろぎのひととき。

 E5系新幹線の愛称が「はやぶさ」と決まったとき、僕はこのブログ上で、青森県民はじめ東北人が望んでいた愛称は「はつかり」で、公募でも第1位だったのに「はつかり」にしなかったJR東日本のセンスの悪さにはあきれた、「はやぶさ」なんて絶対乗るもんか、という趣旨のことを申し上げました、ハイ(^_^ゝ。

 なのに、乗ってしまいました、「はやぶさ」m(_ _)m。とりあえずの速報はコチラの記事でご紹介いたしましたが。

 そこで、ここにいくつかその言い訳を書きます(^_^ゝ。その1、震災ダイヤで「はやぶさ506号」の新青森~東京の所要時間は4時間07分と、本来より57分も遅い。したがって、これは本来の「はやぶさ」ではない。その2、いいじゃん一回ぐらい乗ったって。その3、グランクラス料金のうち5,000円が震災の義捐金に充当される。だーかーらー、ワタシは今回乗ったのです、「はやぶさ」にっ!もう乗りませんよ~(^^)。僕が次にE5系に乗ることがあるとしたら、愛称が「はつかり」になったときだな、うん(なんちゃってまた乗ったらゴメンナサイ)。

イメージ 4 ▲グランクラス・シートを真横から見るとこんな感じ。

 さて、東京までの4時間ちょっと、5A席が僕のための空間です。シートに包まれるように腰を落ち着けると、右の肘掛けの上にはさんであるメニューに気づきました。グランクラス・マークが入った二つ折りのシックなメニューです。軽食、おつまみ・茶菓子、アルコール、ソフトドリンクがそれぞれ記されています。軽食は1回だけ供されます。ドリンクは無料でおかわり自由です。それ以外は、グランクラスには車内販売のワゴンは来ないので、グランクラス・アテンダントさんにお願いしておつまみや駅弁などを購入することができます。

イメージ 1 ▲各シートにはメニューが備え付けられています。

イメージ 2 ▲ドリンク類もわりと豊富で、これらが全部無料でいただけます。

 とりあえず、ホットコーヒーでひといきつきましょう。最初のドリンクサービスのときに、ちゃんとした布の熱いおしぼりが配られ、軽食のチョイスを聞かれます。軽食には和と洋のチョイスがあり、このときに何も言わなければ、最初のドリンクと一緒に軽食が出てきますが、軽食を出してもらうタイミングはいつでもよいので、僕は仙台を出たら持ってきてもらうようにお願いしました。

 ドリンクは紙コップではなく、グラスで供されます。グラスにはしっかり、グランクラス・マークが入っています。なんかもうそれだけで……なんというか、特別な気分?(^^)

イメージ 3 ▲まずはホットコーヒーを。

 なにしろ、ドリンクがおかわり自由で、車内販売も入ってこないので、18人しか乗っていなくても、グランクラス・アテンダントさんは大忙しです。みんな全然遠慮しないんだもん(笑)。

 僕も遠慮気味に控えめに、次のドリンクを…… アルコール類はビール、ワイン、日本酒、シードルとそろっていますが、ここはやはりシードルを。

 グランクラス・アテンダントさんにお願いするとすぐに持ってきてくれました。シードルの小瓶と、グランクラス・マークの入ったグラス。このシードル、とってもおいしいです。

 このシードルは、新幹線新青森駅開業に合わせて青森駅前にオープンした「A-Factory」で生産されているもので、「厳選した青森県産ふじとジョナゴールドだけを贅沢に使用。低温でじっくり発酵させたシードル」だそうです。フレーバーはスタンダード、スイート、ドライの3種類がありますが、「はやぶさ」で供されるのはスタンダードです。

 盛岡を出ると、「はやぶさ506号」は震災による徐行区間へと入っていきます。ゆっくり走る「はやぶさ」もグランクラスで過ごすならなかなかいいもんじゃないですか!(^^)

イメージ 6 ▲青森駅前A-factoryで生産されている「Aomori Cidre」。

イメージ 7 ▲「えきねっと」で予約できたグランクラスのチケット。