毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

アジサイの咲く頃に(青森帰省レポその12;海王丸パーク)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819001705.jpg ▲一度は総帆展帆を見てみたい「海王丸」。

 2011年6月19日、今度は海へ。

 富山射水太閤山ランドあじさい祭りで、花が咲き始めたあじさいを愛でたあとは、太閤山ランドをしばらく散策しました。いや、ホントに緑の美しいすてきな公園で、いつまでいても飽きないし、癒される場所ですね!

 太閤山ランドのあとは、射水市のもう一つの名所、海王丸パークへ行きました。大型練習帆船として活躍し1989年に退役した「海王丸」が係留される射水市の伏見富山港新湊地区に、「海王丸」を中心にして形成されているシーサイド・パークです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819001714.jpg パーク内側の湾。


 海王丸パークへ行く途中に踏切を一つ越えました。高岡と射水を走っている路面電車万葉線」の踏切です。まだ乗ったことはないのですが、万葉線には「海王丸」という駅があり、万葉線を利用して海王丸パークへアクセスすることもできるようです。

 外海(富山湾)から狭い水路で富山新港へ入り込む入口の一帯が海王丸パークになっていて、新港内側の波の穏やかなところに海王丸が係留され、観光船が発着したりしています。外海に面した側は高い堤防が続いていてなかなか上れませんが、堤防の上に立つと、西から北へかけて能登半島が広がっているはずですが、この日はかすんでいてよく見えませんでした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819001720.jpg 外海の向こうは能登半島

 パーク内には「日本海交流センター」という施設もあり、世界の帆船模型が展示されていたり、海や港に関する青少年を対象とした海洋教室や研修会が行われていたり、海を越えて世界とつながってきた海洋県としての富山の姿を学ぶことができます。

 海王丸は、商船学校の練習船として1930年2月14日に進水した帆船。1989年に退役するまで106万海里(地球約50周)を航海し、11,190名もの海の若人を育てたのだそうです。海王丸パークでは、この海王丸を現役のままで公開されていて、今でも時々練習に使われています。

 海王丸総トン数は2,238.40トン、定員168名、全長97.05m、型幅12.95m、メインマストの海面からの高さは46m、総帆数29枚で、帆の総面積は畳約1,245畳分になるそうです。その帆船らしさを現してくれるのが「総帆展帆」。すべての帆を広げて見せるイベントのことで、僕もぜひ一度見てみたいのですが、年間10回しか行われないので、なかなかお目にかかれません。青空を背景にすべての帆がたなびく姿はさぞや爽快でしょうね!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819001709.jpg 係留される「海王丸」。

 ところで、今、この富山新港には、港を跨ぐベイブリッジが建設中です。「新湊大橋」といい、全長600mの日本海側最大級の斜張橋だそうです。海面からいちばん高いところで47mだそうで、数年後の完成のあかつきには、すばらしい日本海の風景を眺めながらのドライブが楽しめそうです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819001701.jpg 建設中の「新湊大橋」。

 それにしても海王丸パーク、絶好のデートスポットではなかろうか。駐車場も広いし、海を眺めながら散策なんて、昼来てよし、夕暮れ時に来てよし、遊覧船に乗ってよし、海王丸を見学してよし、おまけに今は海王丸新湊大橋がフレームに同時に入るステキな景色になって、ますますカップルにはデートにもってこいの場所になっているように見受けられました。くぅ~、頭に来るぜ!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819001654.jpg ▲左に海王丸、右に新湊大橋。デートにはもってこいだな、ちぇ。