アジサイの咲く頃に(青森帰省レポその4;成田湯川駅)
2011年6月17日、ここは秘境駅かしら?
空港第2ビル駅から乗ったのは13:12発の成田スカイアクセス経由羽田空港行きアクセス特急。トンネルを抜けて、快調に成田スカイアクセスに入って激走!……と思いきや、なにやら信号場のようなところでさっそく停止。列車交換のためしばらく停車するとのこと。あらら。
僕は車番3055号をつけた先頭車に乗っています。車内はガラ空きです。硬めのロングシートのモケットは目に鮮やかなブルーでなかなか好印象。車椅子で乗車した際の固定場所が設けられていたり、3050形車両は優しい造りになっています。窓の外は田んぼと山。とても東京と世界を結ぶ空の玄関口から走って5分程度のところとは思えないくらいのどかな風景です。
なんとのどかな車窓の景色。
3050形車両の車内。
停車しているこの場所は、成田スカイアクセス開通時に設置された新根古屋信号場。成田湯川駅~成田空港駅間が単線で、しかも空港第2ビル~成田湯川間は駅間距離がわりと長いこともあり、ここに行き違い設備が必要だったようです。
やがて前方から電車が近づいてきました。京成の3700形電車のようです。以前からある車両も成田スカイアクセス経由で走ることがあるんですね。これは成田湯川13:17発の羽田空港始発の1105Kアクセス特急のようです。
アクセス特急と交換。
途中信号場での交換待ちも含めて、空港第2ビル駅から18分もかけて、ようやく隣駅の成田湯川駅に到着しました。成田スカイアクセス建設によって新しくできた唯一の新駅です。新スカイライナーでここを通過したことはもう数回ありますが、停車したのは初めて。
ここ成田湯川駅でも、時間調整のための停車時間が5分ほどありました。これはスカイライナーを運させるなど震災節電ダイヤに対応した措置のようで、本来のダイヤならこの列車の成田湯川駅での時間調整停車はありません。実際、この停車時間中に交換した電車も追い抜かれた列車もありませんでした。
この停車時間を利用して、初めて成田湯川駅のホームに降り立ってみました。周囲を見回すと、うーーん、秘境駅とは言わないまでも、利用者いるのかなーと思ってしまうような山間駅の風情。静かで環境がよくて住み心地はよさそうだけど(^^)。
スカイアクセスの新駅。
のどかで静かな山間駅?
震災ダイヤで時間調整。
成田湯川駅を発車したアクセス特急は、印旛日本医大、千葉ニュータウン中央、新鎌ヶ谷、東松戸と停車しつつ乗客はそれほど増えず、京成高砂に14:01に到着しました。ここで、14:02発の上野行き普通列車1240レに乗り換えます。
成田スカイアクセス経由のアクセス特急の多くは成田空港と羽田空港を結んでいて、京成高砂、青砥と停まると、そのあと押上線のほうへ入っていってしまい、上野方面へ直通するアクセス特急は少ないので、僕のように日暮里、上野方面へ行きたい人には少々不便です。
羽田空港行きアクセス特急と上野行き普通電車は京成高砂を同時に発車。複々線区間を寄り添うようにして走り、青砥駅の同じホームの両側に同時に到着します。しかし、青砥を発車すれば3050形アクセス特急とはお別れで、上野行き普通電車は日暮里に14:22に到着しました。車両は3500形でしたね。
高砂~青砥間を併走する。
▲日暮里駅に到着した3500形の普通電車。